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クラシック・カーが、沖縄に春を連れてきた!



クラシック・カーが、沖縄に春を連れてきた!

去る1月21日〜22日、沖縄・宜野湾を中心に、「クラシックカーラリー沖縄 2017」が開催された。
美しいコバルトブルーの海をバックに颯爽と走り抜けた38台のクラシック・カーの祭典を、旧車大好き自動車ジャーナリスト、藤原よしおが追いかけた。
文=藤原よしお 写真=柏田芳敬


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初日のハイライトとなった古宇利大橋を走るバンディーニ750スポルト。青い海と空にシルーロ(魚雷)と呼ばれたボディが映える。
1月21日の朝、このラリーの起点となった宜野湾マリーナをスタートするゼッケン1の1957年型アルファ・ロメオ・ジュリエッタS.V.ザガート。さあ、2日間にわたる沖縄縦断ラリーの始まりだ!
日本最南端の公道ラリー

 日本で“レギュラリティラン”と呼ばれる、ヒストリック・カーによる公道ラリーがはじまってから、もう四半世紀以上の年月が経つ。
 その起源となったのが、1985年に神戸で初めて開催された伝説のイベント、六甲モンテミリアだ。“モンテミリア”という名からお察しのとおり、その精神的なルーツとなったのは、イタリアの“ミッレ ミリア”である。
 もともと都市間スピードレースとして1927年から行われていたミッレ ミリアは、今からちょうど60年前の1957年に終了。その後有志たちの手で“ミッレ ミリア・ストーリカ”というクラシック・イベントとして復活し、現在に至っている。
 本誌の読者の皆さんならこの復刻版ミッレ ミリアに、ショパールがオフィシャルパートナー、そしてイベントのキーとなるタイムキーパーとして1988年以来関わり続けていることはご存知だろう。
 そのショパールが日本においてサポートを行っているのが、日本最南端のレギュラリティラン“クラシックカーラリー沖縄”だ。
 これは、ラリーを通じエントラントが沖縄の美しい自然、歴史、文化を体験するとともに、地元の人々との交流を深めることで、自動車文化と沖縄の文化を後世へと継承、発展させていくことを目的に2016年にスタートした。今年で開催2回目という、日本で最も新しいレギュラリティランでもある。
沖縄らしい朱塗りの門を背景に。1937年型モーガン4/4フラットラジエターに1959年型オースチン・ヒーリー・スプライト・マークIが続く。
 そんな生まれて間もないイベントを積極的にサポートするところにも、ヒストリック・カー・イベントから、最新の世界耐久選手権まで、歴史の浅い、深いに関わらず、様々な自動車文化と密接なつながりをもつ、ショパールらしさがうかがえる。
25ものPCを設置。上位3台が僅か141ポイント差と競技レベルは高い。
粒ぞろいの参加車たち

 2017年のクラシックカーラリー沖縄は、1月20日に那覇市内で行われたプレイベントを皮切りに、21〜22日の2日間にわたって沖縄本島を舞台に催された。
 スタート地点となった宜野湾マリーナに集まったのは、地元沖縄はもちろん、九州、関西、関東など全国からやってきた38台のヒストリック・カーたちだ。
しかもその顔ぶれはバラエティに富み、戦前期のシムカ8スポルト・バルケッタや、ラゴンダV12ル・マン、といった大物から、50年代のバンディーニ750スポルト、アルファ・ロメオ・コンレロ1150、アバルト750アレマーノ・スパイダーといった“イタリアの虫”など、素晴らしいヒストリーをもつ個体が勢ぞろいした。
 そんなクラシックカーラリー沖縄の唯一の心配事は、イベント期間中の天気だった。実際、昨年のイベントはそのほとんどが冷たい雨に見舞われてしまったというし、今年の天気に関しても、あまり思わしくない予報が続いていたからだ。
 ところが、だ。宜野湾マリーナをスタートし、最初のPC(パス・コントロール)である名護市の21世紀の森公園に到着する頃になると、雲が切れ、太陽と青空が顔を見せるようになった。そして沖縄本島北部を巡る初日最大の見所である古宇利大橋にエントラントたちが辿り着くと、透き通るような青空と、沖縄らしいエメラルド・グリーンの海が行く手に広がったのである!
376kmに及ぶラリーは沖縄本島をほぼ網羅する壮大なスケール。普段はなかなか行けない穴場スポットも多かった。

それはまるでヒストリック・カーたちが、沖縄に一足早い春を運んできたかのような光景に見えた。
総合&ヴィンテージ・クラス優勝は、1952年型MG-TDの山本/布留組。ショパールの腕時計ほか、豪華賞品が贈られた。
全車が無事にゴールした

 最高のラリー日和というべき好天は2日目も続き、参加者は朝早くから浜比嘉島、糸満といった沖縄南部を中心に走行。2日間あわせて376kmを走り抜け、宜野湾マリーナでゴールを迎えた。
 特筆すべきは、参加した38台が1台もリタイアすることなく、無事に完走を果たしたことだ。それはラリーのテクニックだけでなく、全エントラントがヒストリック・カー・エンスージァストとして高い意識をもっている証ともいえる。
 各PCの成績をもとにポイント制で争われる総合成績は、8244ポイントを獲得したMG-TDの山本/布留組が優勝。また、年式によって分けられたヴィンテージ、ヒストリック、モダン・クラスの各ウィナーには、賞品としてショパールのクラシックカーラリー沖縄2017記念限定モデル『ミッレ ミリア クロノグラフ スペシャル リミテッド エディション』が贈呈された。
 このように質、実ともに大いに沖縄の自然と文化とヒストリック・カーを堪能できたクラシックカーラリー沖縄の2日間。少し気は早いが、来年のスケジュール帳に予定を空けておく価値は十分にあると思う。
参加車の位置をギャラリーがスマホで確認できるのも現代のラリーならでは。
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ミッレ ミリア クロノグラフ
スペシャル リミテッド エディション


クラシックカーラリー沖縄 2017の記念限定モデル。ケースバックには同ラリーのロゴが入るほか、上部には希望でイニシャルを入れることもできる。自動巻き、COSC公認クロノメーター。SS、直径42mm、50m防水、ラバーストラップ。税別44万4000円。

問い合わせ=ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922



※価格は雑誌掲載当時のものです。

2017年4月号掲載
 
 
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予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



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