今年は、バーゼルワールド100周年を祝う力作ぞろいだ!
キイワードは歴史〞色使い〞価格〞素材〞個性〞!
3月23日〜30日、100周年を迎えた世界最大の新作時計見本市「バーゼルワールド」が開催された。
かつての人気モデルを現代に蘇らせた復刻モデルを筆頭に、メモリアル・イヤーにふさわしい未来の名作を揃えて、次の100年に向けて時を刻み始めたバーゼルで発表された力作を、5つのキイワードに分けてご紹介します!
02 COLORS
気分を上げてくれるカラフル・ウォッチ
息の長い人気のカラーといえば、なんといってもブラックだ。ブラックは今なお健在だが、ここ数年トレンドとなっているブルーに加え、今年はさらにグリーンやレッドなども目立ち、「元気色」とも呼びたくなるような、気分が高揚するカラーがさまざまな新作時計にあふれている。
F1カーからインスパイアされたマルチカラーでトゥールビヨンを彩るという大胆なデザインを試みたのはベル&ロス。ハイエンドのトゥールビヨンをこれほどカラフルに仕立てた例はまれだ。独特のグラデーション・カラーでブランドのアイデンティティを語るH.モーザーの手法も巧妙だ。
百花繚乱カラー・ダイアルはまた、時計もファッションの一部であることを強く印象付ける。
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ドイツの機能美は刺激的な色にも似合う
20気圧の高い防水性を備えたケースに自社製の薄型自動巻きムーブメントを収める新作の「アホイ ネオマティック」は、目にも鮮やかなカラー・ダイアルが特徴。オレンジの秒針も独特だ。ステンレススティール、ケース直径36.3mm。税別予価45万円。7月発売予定。
問い合わせ=大沢商会 Tel.03-3527-2682
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※価格は雑誌掲載当時のものです。
2017年6月号掲載