クルマ好きなら是非V6を。
トヨタ内はもとより、いまや日本のミニバンの頂点に立つアルヴェルこと、アルファード&ヴェルファイア。そのマイナーチェンジ・モデルに横浜周辺で乗った。試乗したのは2.5ℓ直4+モーターのハイブリッドと3.5ℓV6の2車種。
目から鱗だったのはV6モデル。今回、V6は大幅な改良により最高出力を301psへと向上させるとともに、ATを6→8段へと段数を増やしているのだが、この出来映えが抜群だった。約2トンの車重を軽々と加速させるトルクの厚さもさることながら、高回転域での伸びがとても気持ちいい。思わずアクセレレーターを踏みたくなる。そんなクルマだった。
なお、新型アルヴェル一番の売りである運転支援装置はトヨタとしては攻めた制御で好印象だったものの、一歩先を行くドイツ勢との差はまだまだ大きく、安心して使えるようになるには、さらなる開発が必要だと感じた。 (新井)
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