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2017年の東京モーターショウ見聞録、その2。


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新型トヨタ・センチュリーも世界へ発信できるインターナショナルな展示のひとつと言えるだろう。こんなクルマは日本にしかない。ただし、自分とは無縁に感じるのか、一般公開日での人気はそれほど高くなかった。

本当にツマらなくなったのか?

プレスデイを含む12日間の日程を終え、11月5日に閉幕した東京モーターショウ。80万人近い来場者を集めた一方で、ツマらなかったという声が聞こえてきたのも事実。果たして本当に面白くなかったのか? 4日間通ってみて出した結論とは。
文=新井一樹(本誌) 写真=小野一秋

 今回の東京モーターショウには2日間のプレスデイを含めて4日間通った。一般公開日に行った2日間はいずれも平日で、そのうちの1日はツアーガイドよろしく仕事抜きでショウを見たいという家族のアテンドをしながら、会場を歩いた。
 たしかに、プレスデイの2日間に受けた感想は前頁で本誌・齋藤が記したこととそれほど変わらない。国際格式を保っていたのはマツダをはじめ、輸入車を含む一部のメーカーだけで、2017年の東京ショウの展示内容は世界3大自動車ショウはおろか、10大にまで広げても入れるかどうかといった寂しいものだった。
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トヨタは2018年に全面変更するクラウンの次期モデルをコンセプト・カーというカタチで出展していた。ただし、ほぼこのまま市販されるのは間違いない。かなり冒険的なデザインだが、既存のクラウン・ユーザーはどのような反応を見せるか。
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コンフォート・シリーズに替わるトヨタのタクシー専用車両。JPN・TAXIと書いてジャパン・タクシーと読む。車いすのまま乗れるといったユニバーサル・デザインがウリ。パワートレインは1.5ℓのLPGハイブリッドを採用する。
活気に溢れる一般公開日

 ところがである。一般公開日に行って、頭を思い切り殴られたような衝撃を受けた。人気のコンセプト・カーは人垣でクルマが見えず。運転席に座ることができる新型車や、普段ショウルームでは見られないのだろうか、スポーツ・モデルや輸入車には順番待ちの長い列ができていた。また、人気のドライブ・シミュレーターや最近流行りのVRを使ったアトラクションには1時間待ちの札が下げられていたのだ。もちろん、クルマに目もくれず、コンパニオンの写真をせっせと撮って回るような人もいた。しかし、会場内はクルマを楽しみたい人たちで活気に満ち溢れていたのである。
 モーターショウにとって世界に情報を発信するという役割があるのは事実だ。しかしその一方で、開催国の来場者を楽しませるという重要な責務もあることを忘れてはならない。むしろモーターショウ以外にも情報発信の場が増えているいま、わざわざ足を運んでモーターショウを見に来てくれる人を満足させることがより重要になっているのだ。
 来場者がさらに減ってついに80万人を切ったとか、1人当たりの来場時間が少なくなったとか、参加を取りやめる輸入車メーカーが後を絶たないとか、憂うべき問題も多い。しかし、ツマらないイベントに台風の上陸が予想されるなかわざわざ7万以上の人が来場するだろうか。一般公開日に感じた活気がその答えだと思う。

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1963年に発売したダイハツ初の4輪自動車と同じコンパーノ名を冠したコンセプト・モデル。市販化に繋がるとは思えないが、なかなかの意欲作。
ホンダはフランクフルト・ショウでお披露目したハッチバック・スタイルの電気自動車に続き、コンパクト・クーペの電気自動車を見せてきた。本気なのか、絵に描いた餅なのか、ちょっと掴みきれない。
 
 
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