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ミシュラン・パイロット、再び!


No.12 LUTECIA RENAULT SPORT V6/12号車 ルーテシア ルノー SPORT V6
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新車価格 495万円
導入時期 2002年6月
走行距離 2万4420km



ミシュラン・パイロット、再び!


フロントのタイヤ・サイズを215/45からオリジナルの205/50に戻してみたくて……。
文=今尾直樹 写真=神村 聖
  協力=日本ミシュラン・タイヤ株式会社




 新年早々、タイヤを交換した。と書いて、はや2月と愕然……。それはさておき、これまで履いていたグッドイヤー・イーグルF1は、昨年3月末、1万1680km時点でオリジナルのミシュラン・パイロットから交換したもので、以来1万km余りを走行。それでも、後輪ですら5分山だったのだからけっこう長持ちだったことになる。それなのに、なぜタイヤを交換したのか? それはリアのサブ・フレームを交換後、フロント・タイヤをオリジナル・サイズに戻してみたくなったのだ。グッドイヤーはよかったのだけれど、ルーテシアV6の205/50ZR17という、17インチにしては細身のサイズがなかった。それで、オリジナルのホイールのまま、215/45で代用していたのである。
 気にかかっていたのはステアリングの重さと、なによりアンダーステア気味に感じられたこと。フロントのタイヤ・サイズを大きくしたのだから、理論的にいってもアンダーステア傾向になっているはずだ。
ミシュランPS2

 幸い、というべきか、ミシュラン・パイロット・スポーツも昨年末にF1タイヤのデザインを取り入れた第2世代、PS2が発売になっている。これは剛性の高い4本のグルーブ(溝)と、トレッド面の内側と外側で異なる特性のコンパウンドが用いられているという高性能タイヤ。時はいま、である。
 と思ったら、ナント! V6の205/50ZR17サイズは用意されていないのであった。215すらない。225から始まるのだ。タイヤはどんどんぶっとく大きくなっていく。ルーテシアV6もフェイズIIに進化して17インチから18インチへと大径化している。
 そこで、ミシュラン・タイヤにお願いして、わざわざ先代パイロットをつけてもらったのである。ちなみに、リアは235/45ZR17である。古いパイロットは中央にグルーブが2本入っていて、Wシェイプ・パターン。なんとなくクラシックなデザインに見えてくるから不思議だ。
 付け替えた当初は、スタビリティが落ちたように感じた。その日はタイヤ交換後、いきなり東関東自動車道を東に走っていて、たまたま横風がたいそう強く、フロントがフラフラしたのだ。フロントが軽くなったのだから、当然といえば当然。リアのサブ・フレーム交換だけでなく、フロント・タイヤのサイズ・アップがじつはスタビリティに効いていたのだ。
Wシェイプのミシュラン・パイロット。ジャッキアップして撮った珍しいカット
Wシェイプのミシュラン・パイロット。ジャッキアップして撮った珍しいカット。下から見ると、ルーテシアV6は見事にフラット・フロアになっている。
 あちらを立てれば、こちらが立たず、は世のつねである。205に戻して立ってきたのは、オリジナルの軽快感。それと、自分は保守的で、前の方がヨカッタと思う傾向にあることに改めて気づかされた。これはタイヤとは別の話だが。オリジナル・ミシュランに慣れるにつれ、ルノーV6とはかくも軽快なスポーツカーであったか、と思いなおしている。微妙なことではあるが。
 昨年の12月末には2年目の6カ月点検を受け、エンジン・オイルを約7000kmぶりに交換。エンジン、ますます快調である。ただ、走行距離2万4000kmを経て、ダンパーが若干ヘタってきた。ロールがなんだか深くなってきたのだ。


交換したグッドイヤー・イーグルF1
交換したグッドイヤー・イーグルF1。V字パターンのおかげで直進性に優れるだけでなく、ウェット性能もよかった。乗り心地も硬すぎず、バランスがとれている。
ルノーは安全です!
 さる1月29日、ルノーは、富士スピードウェイのジムカーナ場で、ボッシュの最新ESP(自動安定装置)8を搭載したメガーヌの試乗会を開催した。アンダーステアを感知すると、4輪すべてに自動的にブレーキをかけるアンダーステア・コントロールが訴求ポイントで、これは定常円旋回テストを試みるとわかりやすい。舵角一定で、アクセルを踏みっぱなしにしても、ボッシュESP8は、自動的にエンジンを制御し、つねにドライバーの要求方向に車両を追従させようとするのだ。


写真左はその定常円旋回の様子
写真左はその定常円旋回の様子。
写真右はWレーン・チェンジ。これはうまく運転すると、ESPナシでもできるが、ナシだとムズカシイ。じつはアリでも……。
 
 
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