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TAG Heuer presents ENGINE THE HOT100
2013年夏版! ENGINE HOT 100 ランキング発表!




ENGINE THE HOT100 NEW CARS With the Rankings
HOT100 委員


ホット100のルール
1、ホット100委員会の28人は、現在日本で買える新車の中から、自分で買いたいか、あるいは、これは絶対におすすめというクルマを20台選び、1位から20位までの順位をつける。
2、その際、クルマは車名単位(たとえば、ポルシェ911)ではなく、グレード名単位(カレラ、カレラ4Sなど)まで入れて選ぶ。
3、ホット100事務局は、それぞれの委員の選んだ20台の1位に20点、2位に19点、3位に18点…19位に2点、20位に1点のポイントを与え、その集計により、ホット100のランキングを決定する。
4、同点が出た場合、ホット20に選んだ委員が多い方を上位とする。
5、それでも同点となった場合、最高点が高い方を上位とする。
6、さらに、それでも同点となった場合、価格の安い方をよりバリューの高いものと讃えて上位とする。
飯田裕子
迷うことなくボクスター!
飯田裕子

メテオ・グレー・パールの外装色とシェイプにゾッコンのA5クーペ。ネイルサロンで似た色を作りアクセントに塗っていただいたら大成功。女性の皆さん、おすすめです! 近年エンジンのダウンサイジング化が進んでいますが、私のA5はV6 3.2ℓ+5段AT。このNAエンジンの滑らかでボリューム感のある走 行フィールが素晴らしく、高速燃費も13km/ℓと悪くない。だけど間もなく車検がやって来る。どうするかが目下の大きな悩みなんです。

1位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
2位 ロータス・エリーゼ
3位 ルノー・メガーヌRS
4位 マツダ・ロードスターRS(5MT)
5位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・クワドリフォリオ・ヴェルデ
6位 トヨタ86 GTリミテッド
7位 フォード・フォーカス・スポーツ
8位 ジャガーXKR-S
9位 メルセデス・ベンツSLS AMG
10位 BMW M6グランクーペ
11位 シボレー・コルベットZR1
12位 BMWアクティブハイブリッド3
13位 マツダ・アテンザ・セダン20S
14位 フィアット500ツインエア(5MT)
15位 スバルBRZ S(5MT)
16位 メルセデス・ベンツG65 AMG
17位 シトロエンDS4シック
18位 スバルXV 2.0i Lアイサイト
19位 アウディQ3 2.0TFSIクワトロ
20位 三菱アウトランダーPHEV G

 昨年、登場間もないボクスターが1位になった際、私はボクスターに1ポイントも入れることができませんでした。前回の投票段階ではまだ運転していなかったのです。しかし今回はマイHOT20でいきなりの1位。2.7ℓ+6段MTのドライブ・フィールはもちろん、実用性とオシャレ度もほどよく、バランスの良さは圧倒的。これほどまでに魅了されるとは思いませんでした。これをいちクルマ好きの場合として考えれば、たった1台のクルマの存在や魅力を知っているか否かで、その人のカー・ライフは大きく変わるかもしれない、ということです。今回、ボクスターは私にとってとても大きな影響を与えるホットな1台でしたから、迷うことなく1位に選ぶことができました。2位以下もテーマの「クルマ好きの欲望に火をつけろ!」に触発され、野性味の豊かなモデルばかりがランク・インしています。上位によりピュアかつホットなドライビングをMTで楽しめるモデルが多いのは、シンプルなものほど純粋な楽しさが濃い、という実感からです。そして徐々に様々な欲望が織り交ざり、様々な刺激を生むモデルも増えています……。
 このテーマで誰かの背中を押すつもりが、20台も選出するとなると結局、自分に火がついていたというのがオチです(笑)。そんな中にも、誰かのカー・ライフを変える新たなチャンスやヒントとなるクルマがあったら幸いです。
石井昌道
鮮烈な印象を残した
クルマ

石井昌道

燃費関係への興味が深いこともあって、これまでハイブリッド・カーのプリウスとインサイトを乗り継いだが、今度はディーゼルにしてみようとBMW320dを購入(近々納車)。インサイトの生涯燃費は18.9km/ℓだったが、レギュラーより20円安い軽油なら16.4km/ℓで同じ燃料コストということに。車格やパフォーマンスの違いを考えれば驚異的だが、高速道路を走る頻度が高いので、意外やいけるかも!? と楽しみにしているのだ。

1位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
2位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
3位 フェラーリF12ベルリネッタ
4位 BMW M135i
5位 BMWアクティブハイブリッド3 M sport
6位 ルノー・メガーヌRS(19インチ+BSポテンザS001仕様)
7位 メルセデス・ベンツA250スポーツ
8位 アウディR8スパイダー5.2FSIクワトロ(7自動MT)
9位 ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP
10位 ポルシェ911カレラS(7段自動MT)
11位 ジャガーXJラグジュアリー
12位 ロータス・エヴォーラS(2+2)
13位 メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークCLS 350 ブルーエフィシェンシーAMGスポーツパッケージ
14位 BMW 320dブルーパフォーマンスM sport
15位 シトロエンDS5シック(クラブレザーシート)
16位 アバルト595コンペティツィオーネ
17位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ・ダイナミック
18位 マツダ・ロードスターRS(ソフトトップ)
19位 フォード・フォーカス・スポーツ
20位 マツダ・アテンザ・セダン20S

 あまり理屈を考えず、リスト的なものも見ないで自然と頭に浮かんできたファン・トゥ・ドライブ体験をもとに選んでみた。記憶だから、最近乗ったモデルやいろんなステージでじっくり乗れたモデルほど有利だったりするので基準は曖昧かもしれないが、それだけ鮮烈な印象を残してくれたことは間違いない。マクラーレンは自分でも意外なほどに好印象。というのも、もともとは自分のドライビング・スキルでも手の内に収められる感覚、そんなにハイ・スピードでなくても楽しめるモデルが好み。だから、ハイ・パフォーマンス・カーはあんまり心に響くことがないのだが、あのクォリティの高さにはやられた。この雰囲気のまま、ボクスターぐらいのミドサイズ・スポーツカーがリリースされたら理想的。カーボンは軽量・高剛性なだけではなく、減衰感がよくてシットリしている。いつかは欲しい。スポーツカーだけではなく、セダンやハッチバックにも降りてきたらいいのだが、BMW i3やVW XL1のような先進的エコカーがまずは身近なのかも。日本車はまだ楽しさという点で輸入車に負けているが、ようやく上向いてきた。マツダのこだわりはいいカタチで実を結びつつあり、新型ISでレクサスも目覚めた感あり。ここ数年まったく見るべきところがなかったホンダも、やっと本気になり始めた。来年か再来年あたりは、HOT20入りする日本車が増えてきそうな予感があるのだ。
生方 聡
ゴルフ・クラスに注目
生方 聡

昨年春にA1からA3スポーツバックに乗り換えました。荷室が狭いA1の1台では不便だったという理由からです。これでしばらく変化はないと思われましたが、ひょんなことから83年型のゴルフIを購入。マニュアル・シフトの入りがいまひとつなのと、空調が効かないので、これからの季節はつらいですが、エンジンは好調だし、走りもいまどきの若いヤツらに負けてはいません(笑)。とにかく運転が楽しい! どんどんディープな世界に突き進んでしまいそうです。

1位 アウディA1 1.4TFSI
2位 フォルクスワーゲン・ポロTSIハイライン
3位 アバルト500
4位 ボルボV40 T5 R-DESIGN
5位 ルノー・メガーヌRS
6位 プジョー208 GT
7位 フォード・フォーカス・スポーツ
8位 アウディA3スポーツバック1.4TFSI
9位 シトロエンDS4スポーツシック
10位 クライスラー・イプシロン・プラチナ
11位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・クワドリフォリオ・ヴェルデ
12位 三菱アウトランダーPHEV G
13位 アウディA5スポーツバック2.0TFSIクワトロ
14位 フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・カブリオレ
15位 マツダ・アテンザ・セダンXD
16位 レクサスGS350 Fスポーツ
17位 フォルクスワーゲン・シャランTSIコンフォートライン
18位 キャデラックATSプレミアム
19位 メルセデス・ベンツC180 ブルーエフィシェンシー(セダン)
20位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ・ダイナミック

 今回のHOT20には間に合いませんでしたが、コンパクト・カーのグローバル・スタンダードといわれるフォルクスワーゲン・ゴルフ、その最新版が日本でも発表されました。それを待ち構えるかのように、ゴルフのライバルが続々と日本に上陸し、このセグメントが活気づいています。個人的にはこの“ゴルフ・クラス”がもっとも身近であり、関心も高いということで、おのずと、そんなクルマが多くなってしまいました。一番の注目はV40。ここ最近のボルボはデザインも中身も実に魅力的で、なにかの拍子に日本でもかつての人気を取り戻すのではないか……と思っていました。それがこのV40でついに現実になったのです。ランキングではT5 R-DESIGNを挙げましたが、その後、クロスカントリーに試乗したら甲乙つけがたく、次回のHOT20では悩んでしまいそうです。日本再上陸となったフォーカスも気になる存在。メガーヌRSやジュリエッタはマニュアル・トランスミッションで乗れるのが大きな魅力。A3スポーツバックはモデル末期ながら、パワートレインは最新だし、乗ると古さを感じないところがいい。これで、新型ゴルフと新型A3スポーツバックが登場したら、マイHOT20はどうなるのか? 自分でも楽しみです。ちなみに、1位のA1は、昨年春まで乗りましたが、いまだにあのスタイリングは大好き! これでもう少し荷室が大きければ、乗り換えずに済んだのに……。
大谷達也
“心の周波数”が同期する
大谷達也

 自動車税の納税通知書が届きました。税額は1万5000円。クルマに乗り始めて30年以上、自動車税がこれほど安かったことはありません。それもこれも、最近買ったup!が「グリーン化税制」の対象だったおかげ。知らなかったこととはいえ、いえ知らなかったからこそ、減税のありがたみが身に染みます。でも、本当の意味での環境対策につながらないエコカー減税は見直す必要があると引き続き考えていますが、いかがでしょうか?

1位 BMW 320dブルーパフォーマンス
2位 フォルクスワーゲンhigh up!
3位 アウディR8スパイダー5.2FSIクワトロ
4位 ルノー・メガーヌ・エステートGTライン
5位 マツダ・アテンザ・セダンXD
6位 メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークCLS 550 4MATICブルーエフィシェンシー
7位 ベントレー・コンチネンタルGT V8
8位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
9位 ボルボV40 T4 SE
10位 ジャガーXFR
11位 アウディS8
12位 フォード・フォーカス・スポーツ
13位 キャデラックATSプレミアム
14位 レンジローバー5.0 V8スーパーチャージド・ヴォーグ
15位 フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・デザイン・レザーパッケージ
16位 プジョー208GT
17位 クライスラー・イプシロン・ゴールド
18位 BMW 6シリーズ・グランクーペ640i
19位 シトロエンDS5シック
20位 ロータス・エリーゼS

 あいかわらず新しい技術には興味津々だけれど、最近は「走りの一体感」みたいなことにも強い関心を持っています。一体感といっても、ステアリングがクイックだとか、エンジンのレスポンスがいいとか、そういう個々の話ではなく、足まわり、エンジン、ギアボックス、そしてコントロール系を含めたクルマ全体にひとつの明確なポリシーもしくはストーリーのようなものがあるかどうか、というあたりが気になります。これがキチンとできていないと、乗っていてチグハグな印象がするし、逆にキチンとできていると、たとえ動力性能が高くなくても、もどかしさを感じずに済みます。きっと、作り手の思い描いた世界にどっぷり浸かると、乗り手の“心の周波数”がクルマに同期していって、すべてが自然に受け止められるようになるからなんでしょうね。
 BMW 320d、フォルクスワーゲンup!、アウディR8、ルノー・メガーヌ・エステート、マツダ・アテンザ……。クルマの値段やカテゴリーはバラバラですが、どれも強い一体感を味わうことができました。320dとR8はドイツ流の緻密な作り込み、up! とメガーヌからはタイヤの性能を余すことなく引き出そうとする技術者の誠実さがうかがわれました。アテンザは、走りのクォリティで欧州勢に対抗できる数少ない日本車。「これでインテリアのクォリティがあと少し……」といったら、欲張りすぎでしょうか?
岡崎五郎
なんて面食いなんだ!
岡崎五郎

プジョーRCZに乗り始めてからもうすぐ3年。走行4万kmを超えちょっとボディ周りがヤレてきたなと感じつつも、他のどのクルマにも似ていないデザインと気持ちのいい走りにはいまだゾッコンです。オススメは絶対に左ハンドルMT。それとは別に、最近強烈な印象を受けたクルマはテスラ・モデルS。受注は開始しているものの正式販売はまだということで今回は対象外でしたが、次回は上位に食い込むこと間違いなしでしょう。

1位 ポルシェ・ボクスター
2位 ポルシェ911カレラ
3位 ボルボV40 T4
4位 プジョーRCZ(左ハンドル、6段MT)
5位 レンジローバー5.0 V8ヴォーグ
6位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ・ダイナミック
7位 アウディA8ハイブリッド
8位 ジャガーXJラグジュアリー
9位 シトロエンDS3スポーツシック・ウルトラプレステージ
10位 メルセデス・ベンツC 250 ブルーエフィシェンシー・アバンギャルド(セダン)
11位 ルノー・メガーヌRS
12位 メルセデス・ベンツSL550ブルーエフィシェンシー
13位 BMW 523dブルーパフォーマンス
14位 メルセデス・ベンツA 250スポーツ
15位 マツダ・アテンザ・セダンXD
16位 メルセデス・ベンツML350ブルーテック4MATIC
17位 マクラーレンMP4-12C
18位 フェラーリ458イタリア
19位 アストン・マーティンDB9
20位 ベントレー・コンチネンタルGT V8

 この原稿を書いているのは20台をリスト・アップした3週間後。冷静な気持ちで選考結果を見返して思ったのは、自分はなんて面食いなんだろう! ということだ。
 もちろん、デザインだけで選んだわけじゃないですよ。たとえばボクスターと911だったら純粋にカッコいいのは911だと思う。いや、ボクスター以上にかっこいいクルマは他にもある。そのあたりはやはり「乗ってみてどう感じたか?」という価値観も順位付けにはきちんと反映させています。けれどやはり、評価基準の根底には「乗ってみたいと思わせるだけのデザイン力が備わっているかどうか?」というそもそも論が色濃く入っている。ボルボV40を3位にし、返す刀で乗ると素晴らしいフォード・フォーカスをランク・インさせなかったのはそんな理由から。クルマは乗らなきゃわからない。けれど、必ずしも走ってナンボとは限らない。そこそこ走ってくれれば、カッコいい方がいい……そんなクルマ選びも大いにアリでしょう。
 そういう意味で、上位にランク・インしたのはデザイン性と走り(飛ばしてどうのではなく、日常域を含めた乗り味、走り味)を高い次元で併せ持つモデルたちです。もう一点、価格も性能もスーパーな17〜20位を除けばコスト・パフォーマンスも真剣に考慮しました。次回はもっと多くの日本車がランク・インするのを願いつつ。
小川フミオ
メッセージがシンプル
小川フミオ

最近乗ったなかで印象に残ったのは、SLK200(マニュアル・トランスミッション)の軽快感と、A250スポーツのものすごいブレーキ(偶然どっちもメルセデスだ)。もちろんほかにもよく出来たクルマはいろいろあるが、要するに楽しさをクルマのコアに見いだしたい欲求が、僕には一貫してあるということだ。先月もポルシェ特集の末席を汚したが、わが993は手頃で、人馬(車)一体感でもって運転を楽しませてくれている。

1位 フォルクスワーゲンhigh up!
2位 トヨタ86
3位 ボルボV40 T5 R-DESIGN
4位 アウディA6ハイブリッド
5位 BMW 320dブルーパフォーマンス
6位 メルセデス・ベンツA 180ブルーエフィシェンシー
7位 クライスラー・イプシロン
8位 ミニ・クーパー・コンバーチブル
9位 ジャガーXJラグジュアリー
10位 アウディA1スポーツバック1.4TFSI
11位 プジョー208アリュール
12位 キャデラックATS
13位 シトロエンDS3スポーツシック
14位 フォルクスワーゲン・ポロGTI
15位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ
16位 アバルト595コンペティツィオーネ
17位 フィアット500 1.2ポップ
18位 ホンダN ONE
19位 トヨタ・クラウン・ハイブリッド
20位 フォルクスワーゲン・ゴルフTSIコンフォートライン(VI)


「美的方程式においては、機能そのものよりも単純さそのものがより決定的な因数である」としたのは、米国の偉大なる工業デザイナー、レイモンド・ローウィだった(1951年著『口紅から機関車まで』藤山愛一郎訳)。昨今の魅力的なクルマを考えると、この審美観がふたたびよみがえっているようだと僕は思う。好きなクルマと訊かれたら、6.4ℓV8搭載のクライスラー300 SRT8やポルシェ・ケイマンやアウディR8がすぐ思い浮かぶ。どれもシンプルに走る楽しさを味わわせてくれるモデルで、それほどひねったコンセプト・メーキングは感じられない。しかしいっぽうで、ファン・トゥ・ドライブとはすこし距離を置きながら、べつの長所を持つクルマもある。エンジンをみても、とてもコンパクトだったり、従来の技術を洗練させていたり。これもストレートなメッセージだ。そしてそれが魅力になっている点に、僕は注目している。また、セーフティにおける技術が大きく進化したのも、最近の注目すべき傾向だが、“ひとを守る”という、もっとも古い技術を、もっとも新しいかたちで“表現”したと考えることもできる。やはりシンプルなメッセージであり、それが僕たち消費者にまっすぐとどく時代なのだ。ローウィは「単純な美」を「本質への還元」とも言い換えた。クルマとはひとにとっていかなるものであるべきか。環境や安全という本質的な主題が、いまのホットなクルマを作っている。
小沢コージ
それなりに時代を反映
小沢コージ

72年型のロールスのコーニッシュ・クーペは、今もほぼ不動産として持っており、でもタマに乗ると「やっぱりいいわ〜」と思わせるものがあって、つくづくクルマって心のクスリなのよね、と思ったりしております。普段の足はiQ。マジで気に入ってて、なんでこんなに売れないか不思議。これほど気楽に街中を楽しく運転できるクルマって他にない。正直、街中ではフェラーリよりイイ!? と個人的には思う。みんな見る目無いよね〜(笑)

1位 BMW 320dブルーパフォーマンス(ツーリング)
2位 BMW 116i
3位 ミニ・クーパー・コンバーチブル
4位 ボルボV40 T4
5位 マツダCX-5 XD Lパッケージ
6位 マツダ・アテンザ・セダンXD Lパッケージ
7位 ポルシェ・ボクスター(6段MT)
8位 レンジローバー・イヴォーク・ピュア
9位 メルセデス・ベンツE 350ブルーテック・アバンギャルド(ステーションワゴン)
10位 メルセデス・ベンツA 180ブルーエフィシェンシー
11位 シトロエンC3セダクション
12位 BMW X5 xDrive 35dブルーパフォーマンス
13位 BMW X1 sDrive 18i
14位 フォルクスワーゲン・ポロGTI
15位 スズキ・ワゴンR
16位 スズキ・スイフト・スポーツ
17位 フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・カブリオレ
18位 フォルクスワーゲン・シャラン
19位 トヨタFJクルーザー
20位 ホンダN BOX+ Gターボ・パッケージ


 あいかわらず我ながらマジメに「今欲しい」と思うクルマをなーんにも計算せずにつらつらと羅列しただけですが、それなりに時代を反映してますな(笑)。ヤッパリ味のないエコカーはつまらないので基本もうダメで、続々と欧州のクリーン・ディーゼルが上がってきております。個人的にはBMWのディーゼル、基本全部スキです。X5のディーゼルのみ高いのでやめときましたけど、あれだってかなり良い。ボディは古いけどね。
 それから凄いのはやっぱりマツダのディーゼルで、ある意味回す楽しさに限って言えば、BMWユニットを超えるかも? っていうかスカイアクティブ・ディーゼル、他ブランドも契約して使えば面白いのに!? なんて無茶なことも考えたりしちゃうくらい。
 それともう一つはヤッパリ今「ヴィンテージ」を迎えてるとすら言えるゴルフ・クラスよね。いわゆるCセグメント。新型ゴルフVIIが入らないのは痛恨だけど、それにしてもAクラスにフォーカスにボルボって充実しまくってる。世界的に、今後この辺りからブランディングをしてかなきゃ、今後の高級車戦争は勝てないってことなんでしょう。特に新興国は、先にブランド・イメージを作ったモン勝ち。そういう意味でもCセグは大きいと。その点、日本車はつらいよね。基本、安さとエコと実用勝負なので。その手で究極とも言うべきN BOXも一応入れときました、勉強のために(笑)。
桂 伸一
オーラに惹かれて
桂 伸一

23年もののメルセデス・ベンツ190 EVOIIと プリウスの2台体制に変わりはない。家内が乗れるCセグメントが今年は当り年だけに“気張り”たいが、子供の大/高W受験という家庭の事情が足かせになっている。……クルマを移動の道具と考える向きには関係ないが、メルセデスがSLKに導入したMT仕様は「操る楽しさ」を再認識させてくれた。また業界には逆行だが、昔憧れたオールド・タイマーに乗って、クルマを操る楽しさに改めて触れてもいいかなと思う。

1位 アストン・マーティン・ヴァンキッシュ
2位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
3位 アストン・マーティンV8ヴァンティッジS
4位 フェラーリ458スパイダー
5位 メルセデス・ベンツSLS AMG
6位 ポルシェ911 GT3
7位 ポルシェ・ボクスター
8位 ロータス・エヴォーラS
9位 ポルシェ・ケイマン
10位 ロータス・エリーゼS
11位 ジャガーXKR
12位 レンジローバー・イヴォーク・プレステージ
13位 アウディRS5
14位 メルセデス・ベンツC63 AMG(ステーションワゴン)
15位 キャデラックCTS-V
16位 ジャガーXJスーパースポーツ
17位 フォード・マスタング・クーペV8 GT
18位 メルセデス・ベンツML63 AMG
19位 フォルクスワーゲン・トゥアレグ・ハイブリッド
20位 三菱アウトランダーPHEV

 ここ何年か同じことを口にしている。スポーツカーに心が向いているという状況に変わりはない。最新鋭のスーパーカー/スポーツカー市場が賑わっていることも手伝って、上位ランカーはそうしたクルマから選んでいる。もちろん憧れの存在であることも選考理由の1つだし、物欲モード全開にすれば手の届きそうな!? そんな選択肢も含まれている。メーカーによっては高出力、高効率で環境性にも優れたパワー・ユニットを搭載しながら、いつ果てるともわからないパワー・ウォーズを邁進中。さらに開発中のハイブリッド・システム搭載車を考えると、このクラスが廃ることはないという裏返しでもある。問題になってくるのは乗り手の年齢だ。やはり「いつ乗るの!? ……いまでしょ」である。
 ヴァンキッシュをトップに置くのは、他のどのメーカーも及ばない優雅な佇まいと、気品溢れる内外装からなるオーラに惹かれて。もちろんこれは憧れの1台。マクラーレン以降はスーパーでありながら、実用性も兼ね備えたグループ。以降は徐々に現実味を増す。つまり価格的になんとか可能な範囲になるという意味だ。
 スポーツカーが大半を占めるため、比較的手頃なセダンやワゴン、SUV、そして今年もっとも激戦となるCセグメントの各モデルがランク・インしていない点は“他力本願”ということで。家庭向けのクルマ選びもいつかは行うつもりだ。
金子浩久
どれもHOT
金子浩久

2003年型ボクスターに10年8万3000km乗っています。サスペンションのしなやかさとエンジン・パワーが不足していた初代ボクスターにはあまり感心していなかったが、2002年のMCですべて改められ、別物に生まれ変わったのに感動に近いものを覚え購入しました。新型も素晴らしいですが、僕のも“芯”は変わらないのでしばらく乗り続けるつもり。近況としては先月上海モーターショウを取材したのですが、その刺激が強烈でまだヒリヒリと残っています。

1位 レンジローバー5.0 V8ヴォーグ
2位 ポルシェ・ボクスター(7自動MT)
3位 マクラーレンMP4-12C
4位 ジャガーXJラグジュアリー
5位 フォルクスワーゲンmove up!( 2ドア)
6位 プジョー5008シエロ
7位 フォード・フォーカス・スポーツ
8位 BMW 320dブルーパフォーマンス(ツーリング)
9位 ベントレー・コンチネンタルGTスピード
10位 ジープ・ラングラー・サハラ
11位 アウディA7スポーツバック3.0TFSIクワトロ
12位 フェラーリF12ベルリネッタ
13位 三菱アウトランダーPHEV E
14位 メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークCLS 350 ブルーエフィシェンシー
15位 テスラ・ロードスター2.5
16位 ボルボV40 T4
17位 キャデラックATSラグジュアリー
18位 メルセデス・ベンツA 180 ブルーエフィシェンシー
19位 ポルシェ・カイエンSハイブリッド
20位 ロータス・エリーゼ

 選考理由はいつもと変わりません。この20台、まず“自分にとってHOT”かどうか。できれば新しく、運転した感じが好ましく、感銘を受けたものが選ばれています。そこには「他人にも勧めたい」という気持ちも込められています。
 1位に投票したレンジローバーは数年前にも20点を与えたことがありました。今度も素晴らしい仕上がりです。モロッコの原野から高速道路までと横浜近郊を走りましたが、世界観はそのまま大きく進化しました。ボディとシャシーのアルミ・モノコック化による大幅な軽量化の恩恵はオンロードよりもむしろオフロードでの方が大きく受けていました。膝まで埋まってしまうようなフカフカの砂丘や、立ったままでは登れないような急峻な岩山を新型レンジローバーは軽々と走り抜けるのです。オンロードでは快適そのものでしたから、モロッコから飛行機で帰るのではなく、そのまま日本まで運転して帰りたくなってしまったほどです。SUVに限らず、世界中のクルマが内向的になっている昨今では、レンジローバーだけは次元を高めつつひとり遠くを目指しています。そんなに素晴らしいレンジローバーですが、残念なことに日本の路上では少数派です。異端と言ってもいいでしょう。しかし、少数派や異端であっても存在意義と個性が強いクルマこそがHOTなのです。程度の違いはあっても、20台はどれもHOTです。
河口まなぶ
夢と現実を織り交ぜて
河口まなぶ

現在の愛車は、2012年7月に納車されたスバルBRZです。気楽に乗れるスポーツカーとしても、毎日の足としても、走りを楽しむマシンとしても、大変満足して乗っています。近況としては、このスバルBRZのファン・クラブCLUBRZ(http://clubrz.jp)で様々なイベントを行なっています。加えて、以前から続いているコミュニティLOVECARS!(http://lovecars.jp)でも、楽しいイベントを用意しております。

1位 スバルBRZ S
2位 メルセデス・ベンツC 180 ブルーエフィシェンシー・アバンギャルド(セダン、レーダー・セーフティ・パッケージ)
3位 ポルシェ911カレラS
4位 メルセデス・ベンツSLK 200 ブルーエフィシェンシー(6MT)
5位 マツダ・ロードスターRS
6位 アストン・マーティン・ヴァンキッシュ
7位 マクラーレンMP4-12C
8位 ランボルギーニ・ガヤルド・スパイダーLP560-4
9位 レンジローバー5.0 V8ヴォーグ
10位 メルセデス・ベンツA180ブルーエフィシェンシー・スポーツ
11位 スバルXV 2.0i
12位 ポルシェ・ボクスター
13位 ジャガーXJラグジュアリー
14位 メルセデス・ベンツSL550ブルーエフィシェンシー
15位 ミニ・クーパー・ペースマン
16位 フィアット500Cツインエア
17位 アルファ・ロメオ・ミト・クワドロフォリオ・ヴェルデ
18位 プジョー208アリュール(5MT)
19位 ルノー・メガーヌRS
20位 BMW 320dブルーパフォーマンス(セダン)


 今回選んだ20台は、実際に自分が欲しいクルマを夢と現実を織り交ぜながら……という感じにしています。まず1位に選んだスバルBRZは自身の愛車。やはり自動車ジャーナリストとして自分の乗っているクルマをオススメできなきゃ、ね。2位のC180のRSPは、まさに今こんなクルマが欲しい! という想いから。自転車が積めて……というのは個人的な要求ですが、RSP付きなら帰り道に安心なアダプティブ・クルーズが付いている……はイマドキのクルマ購入に必須の要素。こういう部分は外せません。またSLKはMTの良さはもちろん、クルマとしての素朴な味わいが堪能できる1台としておすすめでもあります。そしてマツダ・ロードスターは、僕のホット20には必ずといって良いほど登場するエバーグリーンな存在です。他のスーパーカー系は、あくまで夢としての選択。スポーツカー以外のモデルでは、クルマ選びってともすると実用のことだけがメインになってしまう。けれどそれに陥らないように……と考えてオススメしています。だからA180やXV、500ツインエアやアルファ・ロメオ、208などは、まさに生活の道具ながら、彩りを加えてくれる存在として選んでいます。やはり生活の道具としてのクルマ……という部分は避けられないですが、それを少しでも感じさせなかったり、楽しくさせてくれたり、という部分が濃いものをおすすめさせていただきました。
河村康彦
純粋な気持ちで
河村康彦

……というわけで、すっかり“旧型”にはなったものの、走行7.7万kmを超えた2006年型の愛車ポルシェ・ケイマンS(右ハン+MT)はあいかわらず絶好調! 空調スイッチの文字の塗装がわずかに剥げてくるなどといった“中古車感”こそ漂い始めたものの、「タイヤを替えると新車の味に戻る!」というポルシェ車への基本的な畏敬の念は、やはり新車時から乗り続けた初代ボクスター(2.5ℓの右ハン+MT)でも感じられた事柄だ。

1位 ポルシェ・ケイマンS
2位 アウディR8 4.2FSIクワトロ
3位 BMW 320dブルーパフォーマンスMスポーツ(セダン)
4位 ポルシェ911カレラ4S(7自動MT)
5位 メルセデス・ベンツC180ブルーエフィシェンシー・アバンギャルド(セダン)
6位 フォルクスワーゲン・ポロTSIコンフォートライン
7位 プジョー508グリフ
8位 メルセデス・ベンツC63 AMG(セダン)
9位 BMW M135i
10位 ボルボV40 T4 SE
11位 BMW M3
12位 ジャガーXJスーパースポーツ
13位 ポルシェ・ボクスター
14位 ジャガーXFR
15位 マクラーレンMP4-12C
16位 レクサスGS350Fスポーツ
17位 フィアット500Cツインエア・ラウンジ
18位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ・ダイナミック
19位 マツダ・アテンザ・ワゴンXD
20位 スズキ・スイフト・スポーツ(6MT)


 あいかわらず上位にはドイツ車勢が並ぶ結果となったものの、これは贔屓目でも何でもなく、純粋な気持ちで車両評価をしたら「やっぱりこうなってしまった」というもの。
 トップの新型ケイマンSの最新スポーツカーとしての出来の良さは、思わず資金繰り(!)を考えさせられるものだし、2番手のR8はようやく7段自動MTを手に入れて魅力度が俄然アップ。以下、320dは単にエコなだけでなく、ディーゼルでも「駆けぬける歓び」を体現していることに感心至極だし、カレラ4Sでは、もはや911というモデル全体が文句なく“スーパースポーツ”の域へとステップ・アップしているのを実感。次点のCクラスは、新しいAやBを食した後に乗ると、「メルセデスはFRでしょ」というのを改めて実感させられる結果に。今回はレギュレーション上配点できなかったゴルフVIIが登場したら、当然、ここまでの間に入ること間違いナシだし……。
 そうした中で、トップ10圏内に入ったプジョー508とボルボV40は、「大健闘!」と称えるべき。508の走りの上質さや快適性の高さは“ジャーマン3”の作品のそれすらを脅かす実力だし、「これってボルボ!?」と、思わずそんなことを言いたくなるV40のダイナミズムと乗り味のバランス点の高さは、ライバルたる新型Aクラスのそれを確実に上回る仕上がりだ!
日下部保雄
華のあるクルマを
日下部保雄

今年の1月、最初の車検を迎えるメルセデスC200をどうするか考えていた。今のクルマに不満はほとんどないが、マイチェン後の完熟のCクラスも大いに魅力だった。そして散々どうするか考えたが、結局車検を取った。理由は再度スポーツカーに乗ってみよう、と気まぐれを起こしたからだ。マニュアルにも乗りたいし……もろもろ言い訳をひねり出してもう少し時間をかけてクルマ選びをすることにした次第である。ま、小さな悩みである。

1位 メルセデス・ベンツSLS AMG
2位 マクラーレンMP4-12C
3位 アストン・マーティンV8ヴァンティッジ(6MT)
4位 アウディR8 5.2FSIクワトロ(7自動MT)
5位 アバルト500
6位 日産フェアレディZロードスター・バージョンST(6MT)
7位 トヨタ86 GT(6MT)
8位 マツダ・ロードスターRS(6MT)
9位 レクサスIS-F
10位 ホンダCR-Z αマスターレーベル(6MT)
11位 スバルWRX STI(4ドア)
12位 三菱ランサー・エボリューションX RS
13位 ジャガーXFラグジュアリー
14位 レクサスGS350Fスポーツ
15位 ボルボV40 T4 SE
16位 フォード・フォーカス・スポーツ
17位 レンジローバー・イヴォーク・プレステージ
18位 レンジローバー5.0 V8ヴォーグ
19位 マツダCX-5 XD Lパッケージ(4WD)
20位 マツダ・アテンザ・セダンXD Lパッケージ


 いつもはそれぞれの性能項目、価格に係数をかけてポイントを算出することが多かったが、今年の選考をするにあたって上位には実用車から離れて、華のあるクルマを中心に選んだつもりだ。
 従って上位はスポーツカーが並ぶことになった。どのクルマもハンドルを握って楽しくなるようなクルマばかりだ。1位に挙げたメルセデスSLS AMGは素晴らしいハンドリングに舌を巻いたし、新興マクラーレンもカチリとしたところはびっくりするほどだ。そして実用性の高いアストン・マーティンもやはり心に残る1台である。残念なのは最新のポルシェ等に乗っていないために外さざるをえなかったことで、この辺は大いに反省している。並み居るスーパーカーに混じって小さなアバルトを推したが、ドライビング・プレジャーはフィアットのような実用車をベースとしても個性的な楽しさがある意味を込めた。日本車も高いレベルになっているが、クルマ生産の大国としては、華のあるクルマがもっと出てきても良いと思う。日本車も多数挙げてみたがエールを送るつもりで取り上げた。リスト後半はセダンやSUVも入ってくるが、それぞれ個性があって楽しい。基本的にはSUVはそれ程好みではないが、それでもイヴォークやCX-5など心に響くものがあった。しかしこうして採点してみるとほんとにクルマ選びは難しい。そして乗ってないクルマが多いのは我ながら情けない……。
九島辰也
時代は変わる
九島辰也

昨年夏に追加した2002年型XJです。いわゆるX308の最終型。エンジンは3.2ℓV8ですが、“XJR”のグリルとホイールを付けています。で、そのホイールをつや消しブラックに塗りました。このところロンドンへ出張することが多いのですが、ブラック・ホイールはいまやトレンドですから。でもって、外装はブラックながらインテリアは明るいタン・レザー。現在68年型トライアンフをレストアしていますが、これも同じ配色にする予定です。

1位 アストン・マーティンDB9
2位 フェラーリ・カリフォルニア30
3位 ジャガーXKR-S
4位 ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルV8
5位 ポルシェ911カレラSカブリオレ
6位 レンジローバー・オートバイオグラフィ
7位 ポルシェ・パナメーラ・ターボ
8位 メルセデス・ベンツG 550 Night Edition
9位 マゼラーティ・グラントゥリズモ・スポーツ
10位 BMW 6シリーズ・グランクーペ640i
11位 ロータス・エヴォーラS
12位 ジープ・ラングラー・アンリミテッド・サハラ
13位 BMW 320dブルーパフォーマンスMスポーツ(セダン)
14位 フォード・マスタング・クーペV8 GTパフォーマンスパッケージ
15位 トヨタFJクルーザー・ブラックカラーパッケージ
16位 ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP
17位 ボルボV40クロスカントリー T5 AWD
18位 アバルト695エディツィオーネ・マゼラーティ
19位 レクサスRX450h
20位 日産GT-Rブラックエディション


 アストン・マーティン、ベントレー、ジャガー、ランドローバー、MINIそれにロータスといった英国勢が上位に入ってくるのは、“アングロファイル(英国びいき)”なのでお許しを。ヘッドクォーターやファクトリーに訪れることも多く、クルマづくりをこの目で見ているだけに、クォリティの高さを実感しております。ベントレーに使われるウッド・パネルの乾燥室に足を踏み入れたときは驚いた。まるで森林浴でもしているような香りに包まれましたから。1位をアストン・マーティンにしたのは今年100周年のお祝いです。7月にロンドン市内で行なわれる大イベントもしっかり取材してくる所存です。もちろん、新型レンジローバーなどは飛躍的にクルマが進化しています。なので、ひいき目を差し引いてもこのところの英国車の躍進は見逃せないはずです。
 フェラーリは458イタリアではなくカリフォルニア30にしています。250、275系好きとしてはこっちに加担したいですね。ゲレンデ、ラングラー、FJクルーザーというのは完全に趣味。ゲレンデもラングラーも個人所有してきましたから。FJもいつか乗りたいと思っています。それにしても2000年頃、ワタシがSUVの専門誌を立ち上げた頃はこうしたモデルは脇役だったのですが、いまは人気車。時代は変わるもんです。
国沢光宏
その気になれば……
国沢光宏

トヨタ・プリウス+日産リーフ+グループNの競技車両2台、という4輪車のラインナップは前回と変わらないので、2輪車にしてみました。先日、BMWのF650GSを手放し、アレコレ乗り比べている。0-100km/h加速が2秒台のモデルもあるけど(1速で160km/h出る!)、ジジイの琴線に触れるの、クラシカルなフラット・ツインでございますね〜! 読者諸兄も再びバイクなどいかがでしょう? 楽しっすよ!

1位 ボルボV40 T4
2位 ロータス・エリーゼ
3位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
4位 メルセデス・ベンツSLK 200 ブルーエフィシェンシー(6MT)
5位 BMW 320dブルーパフォーマンス(セダン)
6位 日産リーフX
7位 トヨタ86GT(6MT)
8位 BMW 320i(セダン、6MT)
9位 ルノー・メガーヌRS
10位 ロールス・ロイス・ファントム
11位 フォルクスワーゲンMove up!
12位 ミニ・ワン(6MT)
13位 マツダ・アテンザ・セダンXD(6MT)
14位 ボルボV60 T4
15位 キャデラックATS
16位 プジョー508
17位 シトロエンC5
18位 レンジローバー・イヴォーク・ピュア
19位 フィアット500ツインエア
20位 日産NV350キャラバン・スーパーロング&ワイド(ディーゼル)


 今回のHOT100のテーマは「クルマ好きの欲望に火をつけろ!」だという。確かにクルマの買い換えは素晴らしい経済効果を生む。とは言え1000万円以上の高額車を買うような人は、火をつけてやらなくても勝手に燃え上がっていると思う。加えて2000万円のクルマが10台売れるより、500万円のクルマが千台売れたら、経済効果だってずっと大きい。そんなこんなで、今回は現実を直視し「気合いを入れれば買えるクルマ」なんぞ中心に選ぶことにした。価格帯としちゃ400万円前後でございますね。好例がV40。価格は手頃。世界一のアクティブ・セーフティ性能や、万一の時に歩行者のダメージを大幅に低減してくれる歩行者用エアバッグなどを採用しており、奥様の理解を100%得られることだろう。誰にでも強力かつ自信を持って推奨できる。エリーゼについちゃ私の趣味が前面に出てしまったけれど、これまた例外のファントムを除き(景気の良い人ならこの機会にロールス・ロイスなどプッシュしたい)、その気になれば何とかなる予算内の魅力的なクルマをランキングさせて頂きました。また順位が下がるにつれマニアックな車種になっていくだけであり、決して魅力度は劣らず。20位のNV350キャラバンのスーパーロング&ワイドボディなど、クルマを運転する楽しさのオモチャ箱みたいだ。意味も無く欲しくなっちゃいます。
菰田 潔
環境から生まれた性能
菰田 潔

自宅を横浜から東京に引っ越しして駐車スペースが2台に減ったので、息子が主に乗っていた初代プリウスは手放した。いまはBMW 1シリーズ(E87)をワイフと息子が毎日乗っている。もう1台の車庫には毎週違うクルマ(広報車)が入っている。今週はニコルから借りたアルピナB5ビターボがボクの足だ。ディーゼルのD5のトルク感と航続距離の長さもいいけど、B5の強烈な加速感は市街地で乗っていても愉しいと思ってしまう。

1位 アルピナD5ターボ・リムジン
2位 BMW 523dブルーパフォーマンス(ツーリング)
3位 BMW M135i
4位 アルピナB6ビターボ・クーペ
5位 ポルシェ911カレラ
6位 ポルシェ・ボクスターS
7位 BMW 320dブルーパフォーマンス(セダン)
8位 メルセデス・ベンツSLS AMG
9位 メルセデス・ベンツC200ブルーエフィシェンシー・スポーツ(セダン)
10位 マクラーレンMP4-12C
11位 ロールス・ロイス・ゴースト
12位 メルセデス・ベンツA180ブルーエフィシェンシー
13位 キャデラックATS
14位 ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4
15位 マツダ・アテンザ・セダンXD
16位 シトロエンDS5シック
17位 ランドローバー・ディスカバリー4
18位 ミニ・ロードスター・ジョン・クーパー・ワークス
19位 アウディTTクーペRS Plus
20位 アストン・マーティンDB9


 クルマが好きというより運転をすることが好きだ。だから毎回書いているように、走ったときに愉しいクルマ、また運転したくなるクルマをランク・インさせた。上位にはドイツ車が多く、半数以上がドイツ車となってしまったのは、やはり走る環境から生まれた性能が気に入ったからだと思う。ドイツの制限スピードは、市街地50km/h、郊外100km/h、アウトバーンの推奨130km/hだが、事故を起こさなければドライバーにお任せで200km/hオーバーも可能と高速型だ。でもここに選んだクルマは市街地走行も快適にこなせる実力を持ち、速さと快適性の両立ができているクルマだ。エンジン・パワーによる速さだけではない。正確なハンドリング性能も大事だ。よくスポーティなクルマというとハンドル応答性がシャープなクルマと直訳されてしまうが、実は操りやすいのはシャープさよりもリニアリティだ。クルマと一体感を持っていかに正確に操れるか、というところにおもしろ味を感じる。アウトバーンの工事ではひとつの車線を狭くしてこれまでの車線数を守ることが多い。車線幅が2mという表示のところを走るときには、ドア・ミラーの全幅くらいの道を走るわけで、その制限スピードも80km/hと日本では考えられないくらい速い。そんなところを平気で走れなくてはならないから、正確なハンドリングが生まれる。クルマも育った環境により性格や能力も変わるということだ。
斎藤 聡
驚きと感心の大きさ順
斎藤 聡

ゴールデンウイーク後半をわりとユルユル過ごしたあと、3泊4日の出張でマレーシアへ。クアラルンプールにはトランジットのみで立ち寄らず、ペナンとマラカへ。ほぼ北から南までいっきに移動となる。3泊もあるのになぜか移動と取材のかなり慌ただしいツアー。帰りはクアラルンプール→成田→LAという便のためか満席。しかも横5席並びのシートの4番目。ゴールデンウイークの充電を早くもすべて放電。どこかへ充電しに行きたい。

1位 ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4
2位 ポルシェ911カレラS
3位 日産GT-Rピュアエディション
4位 BMW M3クーペ
5位 BMW M6クーペ
6位 ルノー・メガーヌRS
7位 メルセデス・ベンツC63 AMG(セダン)
8位 マクラーレンMP4-12C
9位 マツダ・アテンザXD
10位 アストン・マーティンV8ヴァンティッジ(6MT)
11位 スバルBRZ S
12位 アウディS8
13位 アルテガGT
14位 シトロエンC5エクスクルーシブ
15位 レンジローバー・イヴォーク
16位 三菱アウトランダーPHEV
17位 三菱ランサー・エボリューションX GSR(6MT)
18位 スバルWRX STIスペックC(4ドア)
19位 スズキ・スイフト・スポーツ
20位 トヨタ・クラウン・ロイヤルサルーン2.5GT


 単純に乗って驚いたり感心したりした車を挙げてみました。順位はその驚きや感心の大きさ順ということです。
 一番驚いたのは、700馬力を市販してしまったアヴェンタドール。改めてそのパワーの凄さに驚き、しかもパワーをしっかり受け止めているボディ&シャシー性能に感心したのでした。操縦性は抜群です。ポルシェはその精緻な操縦性に、GT-Rは熟成具合に感心しました。個人的には5位にランク・インさせたM6に思い入れがあります。純粋なモノコック・フレームで、これだけのパワーをきっちり受け止めている。BMWが持つシャシー作りのノウハウの奥深さは感動的ですらあります。
 それから9位にはアテンザ2.2ディーゼルを挙げました。すでにCX-5でこのディーゼルには触れていますが、セダンとの相性がこれまた抜群にいい。中でもマニュアル・トランスミッションは絶品です。16位のアウトランダーPHEVは、電池の問題でちょっとゴタゴタしていますが、システムは今あるEV/ハイブリッドの中で群を抜いて優れていると考えます。もろもろの問題が片付いた後で、ぜひ乗って欲しい1台です。そしてクラウン。3代同じシャシーを使って熟成させるといいクルマができるという一例です。クラウン全般にいい出来だと思いますが、中でもロイヤルサルーンのミシュランを履いたモデルがおすすめです。
齋藤浩之
マクラーレンが2台入った
齋藤浩之

いいかげんカミさんのプロボックスの写真使うのやめないと、ということでお休み中のカッパと無理やりツー・ショット。畑の脇に置いてあるもので、春の嵐で土まみれ。よくみたら、陽の当たらない場所に苔が生えていた。なんとかしないとなんとかしないととは思うものの、私立の大学に通う子供がふたりいて、カッパ復活資金はままならず、です。一方で、プロボックスの頑健ぶりは驚異的。新車から11年間ノー・トラブルのままです。

1位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・クワドロフォリオ・ヴェルデ(LHD)
2位 クライスラー・イプシロン・ゴールド
3位 フィアット500ツインエア・ポップ
4位 ルノー・メガーヌRS
5位 マクラーレンMP4-12C
6位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
7位 ベントレー・ミュルザンヌ
8位 日産GT-Rピュアエディション
9位 フェラーリF12ベルリネッタ
10位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
11位 フェラーリFF
12位 フェラーリ458イタリア
13位 メルセデス・ベンツC63 AMG(セダン)
14位 ポルシェ911カレラ4(7自動MT)
15位 メルセデス・ベンツSLS AMG
16位 フィアット500Cツインエア
17位 シトロエンC5セダクション
18位 トヨタ・ハイエース・バン・ロング2000ガソリン(標準ルーフ、3/6人乗り、5MT)
19位 トヨタ・プロボックス・バンGL(4WD、5MT)
20位 ダイハツ・ハイゼット・クルーズ・ターボ(4WD、5MT)


 1位から17位まではいつものように、カテゴリーを問わず、価格を気にせず、とにかく好きなクルマ、欲しいと思うクルマを選んでいます。もし、自分にそれを購う能力があることを前提にせよといわれたら、残念ながらこうはなりません。リストのなかにオープン・カーが3台も入っているのを見て、自分でも驚いています。ステアリングの感触をひどく気にする性質なので、無意識のうちにオープン・カーを避けているみたいなのに、ここに入っている。マクラーレンMP4-12Cスパイダーはオープン・ボディでもクーペに遜色なし。ポルシェ・ボクスターはオープン・エア・スポーツ・ドライビングを公道で積極的に楽しむクルマとして文句なし。フィアット500Cツインエアは、タイヤ・サイズを落としてやれば、弱点はあらかた隠せるので、まぁいいか、と。屋根も窓もぜんぶ開けてトコトコ走る楽しさは格別です。価格がもうちょっと安かったら、もっと上位に入れたいクルマです。
 18位以下の3台は不動のトリオ。日産のNV200を加えてもいいかなとは思ったのですが、仕様がどうもいまひとつ。というわけで、今回も入れ換えなしとなりました。この3台の選には人様にお薦めする意図はまったく入っておりません。ごくごく私的なものです。欠点を飲み込んで選んでいます。
笹目二朗
それぞれ理由がある
笹目二朗

元ENGINE編集部のムルティプラは24万3000km走行しました。いろいろ部品交換もしましたが、もちろん快調です。4月から岐阜と横浜半々の生活をしており、それも走行距離を延ばす要因です。その辺の経緯はブログ「クルマのある風景」を見てください。“壊れたら直す”式の乗り方をすれば、ずーっといつまでも乗れそうですが、高齢車の税金が高くなるのはちょっと納得できません。逆じゃないですか。安くすべきだと思います。

1位 キャデラックATS
2位 レンジローバー・イヴォーク
3位 ジャガーXJラグジュアリー
4位 フォード・フォーカス・スポーツ
5位 プジョー208アリュール
6位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・クワドリフォリオ・ヴェルデ(LHD)
7位 プジョー5008
8位 シトロエン・ネモ・マルチスペース1.3HDi 75
9位 シトロエンDS4スポーツシック
10位 フィアット500 1.2ポップ
11位 クライスラー・イプシロン
12位 ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS
13位 アルファ・ロメオ・ミト・クワドリフォリオ・ヴェルデ
14位 フォルクスワーゲンup!
15位 ボルボV40 T4
16位 ボルボS60 T4
17位 アウディR8 4.2FSIクワトロ(6MT)
18位 BMW 320i(セダン、6MT)
19位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
20位 ルノー・カングー(5MT)


 1)ATS:エンジンが素晴らしい。小さくともキャデラックらしさ充満。2)イヴォーク:車もいいけど一緒に暮らす生活の豊かさを夢見られる。3)XJ:ドライバーズ・カー。排気量に頼らないで楽しめる。4)フォーカス:車をよく知るプロの基本設計が素晴らしい。5)208:久々に手応えあるプジョー。中に入れば外は見えない。6)ジュリエッタ:LHD・4ドア・MTの希少車。欧州仕様そのものの魅力。7)5008:たくさん積めて乗り心地のいい経済車。8)ネモ:1.3ℓディーゼルと剽軽な顔つき。欧州車の香りプンプン。9)DS4:これもMTが選べる。DS5ほどの派手さがなくていい。10)500:サイズに納得できるようになった。11)イプシロン:スタイリングがユニーク。イタリア人の趣味に乾杯。12)トゥインゴ:メーカー仕立てのチューニング・カーでもゴルディーニは別格。13)ミト:イタリア流ハイテクエンジンやアシのセッティングに興味。14)up!:価格の割にしっかり。ドイツ人の良心を感じる。15)V40:小さなボルボは魅力一杯。カッコウもイイ。走りも満足。16)S60:飽きずに長く付き合える1台。17)R8:アウディの中から選ぶとなるとMTはこれのみ。18)320i:ディーゼルがいいがMTを採るとコレしか見あたらない。19)ボクスター:一番ポルシェらしいポルシェ。速さより面白さ。20)カングー:フランスの実用車は乗り方でスポーツカーになる。
佐藤久実
ワタシに火をつけた20台
佐藤久実

まもなく購入1年を迎えるレンジローバー・イヴォーク。スペース・ユーティリティに優れるだけに、長距離の仕事も積極的にクルマで移動するようになり、人生初SUVを堪能しています。そして、本誌でも今年の抱負として宣言しましたが、モータースポーツを存分に堪能しています。ニュル24時間レース後も、ラリーやバイクにチャレンジする予定が入っていて、マジメに体力アップのトレーニングをしなければ……と痛感する今日この頃。

1位 マゼラーティ・グラントゥリズモ・スポーツ
2位 アストン・マーティンDB9
3位 フェラーリ458イタリア
4位 マクラーレンMP4-12C
5位 ルノー・メガーヌRS
6位 アバルト595コンペティツィオーネ
7位 ミニ・ジョン・クーパー・ワークス
8位 クライスラー・グランドチェロキーSRT8
9位 ポルシェ911カレラS
10位 BMW M3クーペ
11位 プジョー208 GT
12位 ロータス・エヴォーラS
13位 トヨタ86 GTリミテッド
14位 シボレー・コルベット・グランスポーツクーペ
15位 ジャガーXKR
16位 アウディR8 5.2FSIクワトロ
17位 メルセデス・ベンツC63 AMG(クーペ)
18位 シトロエンDS5シック
19位 レンジローバー・イヴォーク・プレステージ
20位 フォルクスワーゲンmove up!


 今回のテーマは、“クルマ好きの欲望に火をつけろ!”とのことだったので、まったく捻りもなく、まんま、“クルマ好き”の代表として、“私の欲望に火をつけたクルマ達”を選びました。上位陣の顔ぶれが前回と代わり映えしないのは致し方のない面もある。きわめて個人的な選択基準に基づいてのチョイスゆえ、価値観や好みなんて、そうそう変わらないもの。一度ついた欲望の火はそう簡単には消えないのだ! 従って、スポーツカーがメインとなるのも当然の結果である。そんな中、うれしい新たな出会いもあった。私のモータースポーツの原点ともいえるゴキゲンなFFスポーツ。ルノー・メガーヌRSは、FFらしからぬハンドリングと存在感のあるデザインに一目惚れ。そこでふと、20年以上、常に自分の中でリファレンスとしてルノーが居続けていたことを再認識し、まさに原点回帰した気分。また、キュートなルックスとパワーに依存しない楽しさで乗る人を笑顔にするアバルトの底力には恐れ入る。つまり、私の欲望に火をつけるクルマというのは、「まずルックスで引きつけ、乗ってみると個性があって楽しい、あるいは気持ち良く走れる」というものだ。「良いクルマ」あるいは「オススメのクルマ」を選んで、ということであれば、もっとさまざまなセグメントからの、まったく異なるチョイスとなっただろう。
佐野弘宗
見違えるようによくなる
佐野弘宗

わがルーテシアRSはこの原稿を書いている数日後に、車検のために入庫予定。新型ルーテシアRSが遠からず日本にやってくるわけですが、ホットハッチは「高回転型NA+MT」こそ王道だからして、ターボでDCTの新型はまったく気になりません(←強がり)。そんなことより、このクルマを大切に乗り続けるためにも、アシグルマがほしいところ。そうなると、5ドアで実用的な新型ルーテシアRSあたりがちょうどいいのかなあ(←結局)。

1位 ルノー・メガーヌRS
2位 アバルト595Cツーリズモ
3位 スバルWRX STIスペックC(5ドア)
4位 ポルシェ・ボクスターS(6MT)
5位 ルノー・トゥインゴ・ゴルディーニRS
6位 ルノー・カングー(5MT)
7位 プジョー5008プレミアム
8位 アバルト595コンペティツィオーネ
9位 キャデラックATSラグジュアリー
10位 トヨタ・ランドクルーザーAX
11位 リンカーン・ナビゲーター
12位 ランドローバー・ディスカバリー4
13位 シトロエンC5セダクション
14位 ジープ・ラングラー・アンリミテッド・サハラ
15位 プジョー308シエロ
16位 フォード・フォーカス・スポーツ
17位 BMW 120iスポーツ(Mスポーツ・サスペンション付)
18位 アウディR8 4.2FSIクワトロ
19位 マツダ・ロードスターRS(ソフトトップ)
20位 ルノー・ウインド


 1年前と今回の自分のHOT20を見較べてみたら、今回あらたに加えたクルマが「あらためて乗ったら魅力を再認識」とか「ちょっとした改良や仕様変更だけで見違えるようによくなった」みたいな既存モデルが多かったです。最近はあからさまに未完成で出てくる新車もほとんどなくなりましたが、そうはいっても、実際のお客の声やリアルな世界で揉まれてこそ……というのは今も昔も変わりないんでしょう。逆に日本車は発売後も細かく改良する傾向になっているし。今年前半の収穫だった5008やフォーカスなんかも、考えてみれば、日本以外の市場で十分に揉まれてから上陸しているわけで、よくて当然か? それにしても、このまま景気がよくなってくれるといいなあ。私のような末端の人間にはまだまだアベノミクスの恩恵はまったく回ってきていませんが、最近クソデカいSUVがやけに魅力的に感じるのは景気回復の前兆か、あるいは私が着実にオヤジ化しているせいか……たぶん後者だと思いますが。あと、シェールガス革命でしたっけ? これでガソリン価格も下がってくれりゃあいいのに。……なんて能天気なことばかり書いておりますが、景気回復には、みんながスカッと元気になることがいちばん大切ですから。みんなでどんどんお金を使って、燃費には少しくらい目をつむっても、みんなで好きなクルマ、いいクルマに乗りましょう。
塩澤則浩
闘うクルマが好き
塩澤則浩

愛車の96年型フィアット・パンダ4×4は、ラリー車化計画がすこしずつ、着実に進行中である。東京の国立市にあるパンダの専門ショップ、アウトパンダであれこれ相談しながらモディファイしているが、これがムチャクチャ楽しい。去年は4点式のロールケージをつけ、年初にはOMP製のサンプガードも取りつけた。年内にはバンパー埋め込み式のラリー・フォグも装着しようと思っている。今年はパンダでダートも走ってみようと思っている。

1位 スバルWRX STIスペックC(4ドア)
2位 ルノー・メガーヌRS
3位 スバルBRZ RA
4位 ポルシェ911カレラS
5位 ポルシェ・ボクスターS
6位 フォルクスワーゲン・ポロGTI
7位 フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・カブリオレ
8位 フォード・マスタング・クーペV8 GTパフォーマンスパッケージ
9位 マゼラーティ・グラントゥリズモ・スポーツ
10位 日産GT-R
11位 ミニ・ペースマン・ジョン・クーパー・ワークス
12位 メルセデス・ベンツA 180 ブルーエフィシェンシー・スポーツ
13位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ
14位 マツダ・アテンザ・ワゴンXD
15位 ジープ・ラングラー・アンリミテッド・サハラ
16位 フェラーリ458イタリア
17位 マクラーレンMP4-12C
18位 マゼラーティ・クワトロポルテGT S
19位 フォード・フォーカス・スポーツ
20位 スバル・フォレスター2.0XT


 1位のインプレッサ・スペックC、2位のメガーヌRS、3位のBRZタイプRAまでは、これはもう、本当に個人的な趣向のランキングだと言える。3台が3台とも競技用のホモロゲーション・モデルで、ラリーを主戦場としているところがポイントだ。闘うマシンは性能がオーラのようにデザインに滲み出ていて、その姿は強そうで、カッコ良くて、見ているだけでハートが熱くなる。スペックCは8000回転まで突き上げるように回るEJ20型エンジンが買える最後のチャンスとあって1位とした。5ドアと4ドアで迷ったが、空力に優れ、ハイ・スピードでより安定感のある4ドアを選んだ。2位は欧州のラリー・シーンでインプレッサを脅かすメガーヌRS。FF最強モデルは現時点では間違いなくこのメガーヌRSである。3位に選んだBRZはラジオ・レスで鉄チン・ホイールのタイプRAだ。トヨタの86にも競技用ベース車があるけれど、あちらはバンパーがペイントされておらず、エアコンも付かない。4位に911カレラS、5位にボクスターSを入れたのは、前号のポルシェ911特集でカレラSに感銘を受けたことと、昨年、ザ・比較テストでカレラとボクスターSを乗り比べた時の印象によるところが大きい。9位のグラントゥリズモ・スポーツは、ラグジュアリーな内装に惚れてランク・インさせたが、実は最後までMCストラダーレと迷った。正直両方入れたいくらいで今でも迷っている。
島下泰久
一貫した理由
島下泰久

先月号にも書いたように“75カレラ”を手に入れました。少しずつ手をかけるごとに調子が良くなってきて嬉しい日々。と言いつつ、昨夏には寒いぐらい効いたクーラーが、今年は盛大に温風を吹き出しております……。他には、皆さんに報告申し上げるような楽しげな近況は特にありません。強いて言えば生意気にもデザートワインに目覚めたということぐらいでしょうか。粛々と原稿を書き、ローンを払い続ける日々であります。

1位 ポルシェ911カレラS(7MT)
2位 ポルシェ・ケイマン(6MT)
3位 ベントレー・コンチネンタルGTスピード
4位 レンジローバー5.0 V8 スーパーチャージド・ヴォーグ・オートバイオグラフィ
5位 フェラーリ458イタリア
6位 レクサスGS450h Fスポーツ
7位 マツダ・ロードスターRS
8位 ベントレー・ミュルザンヌ
9位 メルセデス・ベンツE63 AMG(セダン)
10位 マクラーレンMP4-12C
11位 マゼラーティ・グラントゥリズモ・スポーツ
12位 ジャガーXJラグジュアリー
13位 ポルシェ・カイエンGTS
14位 BMW 320i Mスポーツ(セダン)
15位 マツダCX-5 XD Lパッケージ
16位 フォード・エクスプローラーXLTエコブースト
17位 ボルボV40 T4
18位 アウディA1 1.4TFSI
19位 フォルクスワーゲンmove up!
20位 日産GT-Rピュア・エディション(For TRACK PACK)


 HOT100選考委員に最初に任命していただいた時から、これまで一貫してHOT20の選考理由として掲げてきたのは、そのクルマでしか味わえない何かがあるということ、あるいは、そのクルマでしか得られない価値を持っているということです。今回も、その基準にはまったく変わりはなく、自分の基準でそれに当てはまると感じたものを並べています。
 選ぶ際には、価格はそれほど考慮していないというのが正直なところで、おかげで毎回、比較的高額なモデルが多くを占めてしまっている私のHOT20ですが、言い訳をさせてもらうならば、決して高いほど良いんだと思っているわけではありません。良質な“ブレッド&バター”カーでありながら、どこかマニアックな部分がくすぐってくる、そんなクルマをゼヒ選び出したいのですが、最近はどうもピンと来るものがないのです。単純に“良いクルマ”を選べばいいというのであれば、選択肢は沢山あるんですけれども。うーん、やっぱりクルマに関しては、ちょっと良いモノ食べ過ぎなのかな?
少々気の早い話をすれば、国際試乗会でその完成度に圧倒された新型ゴルフが、次回の自分のHOT20で一体どこに入ってくるかには、自分でも興味津々です。まさにこういうクルマが上位に来てくれないと、面白くないですよね。
清水和夫
ブランドの価値観
清水和夫

写真は家族用のミニだが、普段の愛車は買ってから2年が経ったスマート。小さなボディに驚くほどの荷物が積めるので、泊まりの旅行にも連れて行ける。最近は山中湖に愛犬が遊べるドッグ・ランを作り、週末は野原を駆けめぐっている。足腰のトレーニングも兼ねているが。スマートの次に狙うのはレンジローバー・スポーツかランドローバー・ディスカバリー。アウトドアでも使える本格的なSUVがほしくなった。

1位 フェラーリ458スパイダー
2位 ポルシェ911カレラ4Sカブリオレ(7自動MT、PCCB)
3位 ポルシェ・ケイマン(6MT、PCCB)
4位 レンジローバー5.0 V8スーパーチャージド・ヴォーグ・オートバイオグラフィ
5位 メルセデス・ベンツSL550ブルーエフィシェンシー(AMGスポーツパッケージ、カーボンブレーキ)
6位 ベントレー・ミュルザンヌ
7位 アストン・マーティンDB9
8位 マクラーレンMP4-12C
9位 ポルシェ・パナメーラGTS(PCCB)
10位 レクサスLS600h
11位 スマート・フォーツー・エレクトリックドライブ
12位 マゼラーティ・グラン・カブリオ・スポーツ
13位 メルセデス・ベンツML350ブルーテック4MATIC
14位 ポルシェ・カイエンSハイブリッド(PCCB)
15位 ポルシェ・ボクスター(6MT、PCCB)
16位 キャデラックATSラグジュアリー
17位 BMWアクティブハイブリッド3
18位 メルセデス・ベンツSLK 200ブルーエフィシェンシー(6MT)
19位 メルセデス・ベンツG65 AMG(カーボンブレーキ)
20位 BMW M135i


 趣味性の強いクルマを選んだが、趣味性とは言い換えると自分の生き方とクルマのブランドが同じような価値観を持っているかどうかがポイントだ。例えばイタリア車とイギリス車は同じように官能的なクルマが多いが、ドライバーが感じる愉しさや刺激は似て非なるものだ。フェラーリとマクラーレンが象徴的だ。もう少し詳しく観察するとイタリア車は「どう、カッコ良いでしょう」と他人へのアピールが強い。フェラーリのエグゾーストやピニンファリーナのスタイリングなどが良い例ではないか。しかし、イギリス車はもっとアンダーステイトメント的。つまり控え目なところがある。そこが日本人には感性が合うのだ。私のチョイスにポルシェが多いのは、性能や品質など自動車技術では抜きん出ていることに加え、実用性や環境性能でもライバルを寄せつけないからだ。最後にフェラーリ458をチョイスしたのはすべてのコンピューター制御をカットしてサーキットを走った時、その切れ味の鋭さに驚いたからだ。フェラーリというと99%の人がエンジンに感動するが、実は非常に切れ味鋭いナイフのようなステアリングが魅力なのだ。トラクション・コントロールをオフにしないかぎり、フェラーリの本当の鋭さは分からない。その鋭さに気がついたのでベスト・ピックとした。プレミアム・ブランドの新勢力としてはキャデラックATSとレクサスISの完成度の高さを評価した。
清水草一
見果てぬ夢
清水草一

ついに人生初のディーゼル・エンジン車を購入しました。並行モノのフィアット・クーボ1.3マルチジェット(愛称:空母)です。おなじみの2ℓ級ディーゼルに比べると、出足が超遅い(笑)! でもスピードが乗ると妙に速い! そして燃費はアクア並み! すべてが未体験ゾーンで、日々興奮しています。家宝の458イタリア(愛称:宇宙戦艦)との落差は超弩級。クルマを買うのって本当にすばらしいなぁ〜。

1位 フェラーリ458イタリア
2位 シトロエン・ネモ・マルチスペース1.3HDi 75
3位 フェラーリF12ベルリネッタ
4位 フィアット500ツインエア
5位 BMW 320dブルーパフォーマンス(ツーリング)
6位 BMWアクティブハイブリッド3 Mスポーツ
7位 マツダ・アテンザ・セダン XD(6段MT)
8位 マツダCX-5 XD
9位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スプリント
10位 ジャガーXFラグジュアリー
11位 レンジローバー・イヴォーク・ピュア(5ドア)
12位 アバルト500
13位 シトロエンC3エクスクルーシブ
14位 シトロエンDS5シック
15位 プジョー208アリュール
16位 ボルボV40 T4
17位 ジャガーXJラグジュアリー
18位 トヨタ・クラウン・ハイブリッド・アスリート
19位 スバルBRZ R
20位 トヨタ・アクアS


 生涯の夢だったフェラーリ458イタ〜リア購入。それを割とあっけなく果たしてしまい、人間の底が抜けたのか、クルマへの欲望の枠がさらに狭まっているのを感じます。1位が愛車の458イタリアなのはその象徴。これ以上のクルマが出ることは未来永劫ありえないような気がしてしかたありません。幸福すぎて夢が持てなくなったのでしょう。
 3位は同じくフェラーリのF12です。あのエンジンには本当にヤラレました。内燃機関ここに極まれり。エンジンの快楽性のみならば、明らかに458を上回っていますので、これが人生に残された一縷の望みということになります。
 私が本当に心から欲しいと思っているのは、正直なところ5位まで。フェラーリ以外では、フィアット500ツインエアとBMW 3シリーズだけです。ツインエアは、あと1台所有が許されたなら、心の底から欲しい。あの「ドコドコドコ」「ビイイィィィィィ〜〜〜〜ン」という、フェラーリ12気筒の対極に位置する内燃機関のヨロコビを日々体感したいのです。
 320dツーリングは、いつか中古車が300万円を切ったら突撃するつもりです。しかしアクティブハイブリッド3は、見果てぬ夢のまま終わるでしょう。人生は有限。そして欲望も有限になりつつあるのを痛感する51歳の春です。
竹岡 圭\\\\\\
普通に使える
竹岡 圭

土曜夜22時にお引越しした「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR,NO LIFE!」の収録のたびに、新しいクルマが欲しくなる今日この頃。でも現在の愛車、シロッコRとミニとビートは超お気に入りだし、そうは言ってもなかなかねぇ。その代わりと言ってはなんですが、5月に大殺界が明けるよ、という言葉を信じ、ノートパソコン代わりのタブレットとデジカメとガラケーとスマホを買い換えちゃいました。あとはお財布と名刺入れと手帳だな(笑)。

1位 マゼラーティ・グラントゥリズモ
2位 ポルシェ・ボクスター
3位 ポルシェ911カレラ
4位 ロータス・エヴォーラS(2+2)
5位 メルセデス・ベンツSL 350ブルーエフィシェンシー
6位 メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークCLS 550 4MATICブルーエフィシェンシー
7位 メルセデス・ベンツA 250 スポーツ
8位 フォード・フォーカス・スポーツ
9位 シボレー・コルベット・グランスポーツクーペ
10位 フォード・マスタング・コンバーチブルV8 GTプレミアム
11位 クライスラー300 SRT8
12位 ジャガーXJラグジュアリー
13位 アバルト595コンペティツィオーネ
14位 BMWアクティブハイブリッド3 Mスポーツ
15位 アウディS6
16位 プジョー208GT
17位 ボルボV40 T4 SE
18位 シトロエンDS5シック
19位 フォルクスワーゲン・シロッコR
20位 ルノー・メガーヌRS


 テーマは「クルマ好きの欲望に火をつけろ」。読者の背中を思いきり押しちゃってください! とのことだったので、今回は価格基準を設けてみました。というのも、例えばマクラーレンいいよねぇ、ランボルギーニいいよねぇ、フェラーリいいよねぇ〜と思ったところで、2000万とか3000万でしょ。所詮は夢だよね〜というのが一般的。確かに欲しいけれど、ちょっと現実離れしすぎちゃってて、欲望に火がつくところまで行かない方がほとんどなんじゃないかなと思ったんですね。逆にこの金額で火がついちゃうのは、札束紙袋に入れてドーンと一括現金払いみたいな方でしょ。最近某番組でそういう話もよく聞きますが(笑)、いわゆる普通の方が、欲望に火がついちゃって背中押されたら買っちゃいそうな金額って、頑張っても1000万円台前半くらいなんじゃないかなと思います。「えぇいこの際、行ったれ〜!」とばかり、オトコの○○回ローン組んじゃう、あるいは「○○を買うぞ〜!」と半紙に墨でしたため壁に貼りつけ、気合入れて働いちゃうのは、この辺りが限界ってところなんじゃないでしょうか。というわけで、今回の選考は「価格1000万円台前半まで」、さらに完全に欲望に火がついちゃったときに備えて、家族もなんとか説き伏せられるよう「普通に使える」をキーワードに選んでみました。と言いつつ私は現在のところ500万円台前半までが限界です。トホホ。
西川 淳
ムジャキなクルマ選び
西川 淳

京都に自宅を移して2年。ようやく、関西人としての自覚を取り戻せたように思う。日本の中心は確かに東京だったが、クルマ(文化)の中心はそこにあらず、そしてどこにもなく、すぐそこにあるものだと、ようやく分かってきた。西日本のクルマ民度も東に負けず熱く、賑やかで、週末が楽しみでしょうがない。ただ新しいだけで心に刺さらないクルマを試すためだけに東京に往くのはツライ。そろそろ関西に引っこんでしまえ、ということだろうか。

1位 ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4ロードスター
2位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
3位 アストン・マーティン・ヴァンキッシュ
4位 フェラーリFF
5位 日産GT-Rブラックエディション
6位 アストン・マーティンV12ヴァンティッジ
7位 フェラーリF12ベルリネッタ
8位 フェラーリ458 スパイダー
9位 ベントレー・コンチネンタルGTスピード
10位 ポルシェ911カレラ4S
11位 メルセデス・ベンツC63AMG(クーペ、リミテッドのスチール・ルーフ)
12位 ランボルギーニ・ガヤルド・スパイダー
13位 アウディR8 5.2FSIクワトロ(6MT)
14位 ベントレー・ミュルザンヌ
15位 ロールス・ロイス・ファンタム・クーペ
16位 メルセデス・ベンツG65 AMG
17位 ポルシェ・ボクスターS
18位 BMW M6グランクーペ
19位 ミニ・クラブマン・ジョン・クーパー・ワークス(6MT)
20位 アバルト595Cツーリズモ


 日本のスーパーカー10選か、はたまた日本の高額車両ベストテンか、といった内容になってしまったが、何も心がアベノミクスしているわけじゃない。ボクのこの性向は、リーマンショックのときとほとんど変わらず、なのである(ちなみに、2010年夏の1位はムルシエラゴ、2位が458、3位にSLS AMGだった)。
 国産車がGT-R以外、なかなか入ってこないというのも、ここ数年のmyトレンド。特に、長年の夢だったジムニーのある生活を京都で実現して以来、身銭を切って乗りたいと思う国産車がまるでなくなってしまった。乗っていいな、と思うことさえ少なくなった。クルマに対して醒めてしまったわけでないことは、いまだにスーパーカー・イベントでは童心に戻れてしまうことからも分かっている。あ、そうか、成長どころか退行しているんじゃないか、クルマ的myマインドが。なるほどそう考えれば、このご時世に、さもノンキでムジャキなクルマ選びの理由も自己分析できるというもの。それは例えば、今イチバン欲しいクルマは何? と聞かれて、パガーニだな! と即答できてしまえるような……。
 そろそろジムニーの“次”を検討するタイミング。ムリに替えなくてもいいのだけれど、そこは仕事柄、経験のチャンスを逃す手はない。カーセンサーからの物色を退けたなら、リアリティあるデイリー・カーは19位か20位で、その下にイプシロンがいた。
藤原彦雄
“GT”に要注目
藤原彦雄

趣味グルマは65年式ホンダS600 クーペ。海外の旧車シーンを見て「日本にはエスがある!」と開眼して、ロータス・エランから宗旨変え。でも911に比べ世間的にエスの50周年が盛り上がってないのはチト不満。一方のアシはヴォグゾール・グリルの付いたスバル・トラヴィック。無国籍な匿名性が気に入ってます。また年始に宣言したヒストリック・フォーミュラ計画は、ギックリ腰で故障者リスト入りしたのを期に停滞。ビバッ厄年。

1位 レンジローバー5.0 V8 スーパーチャージド・ヴォーグ・オートバイオグラフィ(ハーフウッドステアリング付)
2位 モーガン・プラス4(4シーター)
3位 フォルクスワーゲン・ゴルフ・トゥーランTSIコンフォートライン
4位 レンジローバー・イヴォーク・クーペ・ダイナミック
5位 ミニ・クーパー・クラブマン
6位 スズキ・スプラッシュ -
7位 フォード・マスタング・クーペV8 GTパフォーマンスパッケージ(6MT)
8位 ポルシェ911カレラ4S(7自動MT)
9位 ポルシェ・ボクスターS(6MT)
10位 ラディカルSR3 SL
11位 ロータス・エリーゼ・ツーリングパック
12位 ベントレー・ミュルザンヌ
13位 ロータス・エヴォーラIPS
14位 ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルV8
15位 フォード・フォーカス・スポーツ
16位 シトロエンC5セダクション
17位 ケータハム・スーパーセブン・ロードスポーツ200
18位 ジャガーXKクーペ・ラグジュアリー
19位 マゼラーティ・グラントゥリズモ・スポーツ
20位 フォルクスワーゲンmove up!


 あくまでガレージの主役は愛すべきヒストリック・カー。組み合わせるアシグルマは、いろんな意味でマキシマムな実用車がベストと思っている僕は、HOT100初参加ながら、今回のメンバーではかなり異端な存在だと十分に自覚しております。
 よってここに挙げた実用車&サルーンは、リアにヒッチをつけてトレーラーを引っ張って、ヒストリック・レーサーを載せるという前提で選んだもの。今オススメはクラブバン。え、ミュルザンヌもかって? これで戦前のオープン・ホイール載せて引っ張ったら最高にカッコイイでしょう。あれ? やっぱズレてますか。
 そんな僕の中で最近キテる、もうひとつのジャンルはGT。30代まではライトウェイト・スポーツ命。スポーツカーたるもの、快適装備はおろか屋根すらいらない! と思っていたのに、40過ぎたら、なぜか適度にタイトなGT(イヴォークはGT枠)で走るグランドツーリングが恋しくなってきました。歳ですか?
 そこで決してウケ狙いではなく、オススメしたいのはモーガン。このご時世、選び、注文し、じっと待ち(ここが大事)、人生をかけてじっくりと自分に馴染ませて楽しむことが出来る唯一の新車は、誤解を恐れずに言えばモーガンだけ。牧歌的な4シーターはあくまで個人的な好みですが、時代に流されず良い物を長く楽しむって最高の贅沢だと思うんです。意外と難しい話です
村上 政
内なる欲望の声に忠実に
村上 政

愛車は2003年型アウディA4アバント1.8Tクワトロと2005年型ポルシェ・ボクスター。加えて、編集部所有の長期リポート車として2007年型のマツダ・ロードスターNR-A。さらに、半年間だけ貸与された長期リポート車としてBMW アクティブハイブリッド3に乗っている。いつかボクスターの横に911 を並べることを夢見ているが、もっか住宅ローン返済に追われており、利子減らしのため借り換えをしたばかりで、クルマの新規購入の予定はない。

1位 ポルシェ911カレラS
2位 ポルシェ・ボクスター
3位 ポルシェ・ケイマンS
4位 アウディS4セダン
5位 BMW M135i
6位 BMWアクティブハイブリッド3
7位 メルセデス・ベンツC200ブルーエフィシェンシー(セダン)
8位 アウディA4アバント2.0TFSIクワトロ
9位 ボルボV40 T5 R-DESIGN
10位 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スプリント
11位 フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・カブリオレ
12位 マツダ・ロードスターNR-A
13位 日産GT-R
14位 ルノー・メガーヌRS
15位 アウディR8 4.2FSIクワトロ
16位 ポルシェ・パナメーラGTS
17位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
18位 フェラーリ458スパイダー
19位 ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4
20位 フェラーリF12ベルリネッタ


 今回、エンジン・ホット100 委員を務めて11年目にして初めてマイHOT1を変更した。これまで10年間HOT1にしてきたポルシェ・ボクスターをHOT2に下げて、そのかわり昨年HOT2に選んだ911カレラS をHOT1に昇格させた。なんだポルシェの順位を入れ換えただけかと呆れるなかれ、私にとっては、悩みに悩んだ末の決断だったのだ。すでに私は987型のボクスターを持っている。ずっと世界一素晴らしいクルマだと思ってきたし、今でもそれは変わらない。手放す気も毛頭ない。しかし、新型911に試乗するうちに、気持ちが動いた。まるで異次元のスポーツカーのように進化したこれを手に入れたいという欲望がムクムクと頭を擡げてきたのだ。思えば、911はどんなに頑張っても自分には手が届かない、という諦めが長い間、自分の中のどこかにあったのだと思う。その結果、ボクスターがあればポルシェは十分に味わい尽くせるから911は要らないという強がりめいた言い訳を自分にしていたのではなかったか。しかし、いまは素直に言える。911はボクスターとはまったく違う特別なポルシェだ、と。ボクスターに乗っているだけでは味わえない特別ななにかが、911には間違いなくある、と。いつか手に入れて、それを思い存分味わい尽くしてみたい。こうして私のささやかな欲望に火がついた。火はどんどん勢いを増している。そういう内なる欲望の声に忠実に20台を選んだ。
森 慶太
もっと運転しやすくなってくれ
森 慶太

あいかわらずこれです。満13年を迎えたメガーヌ。新鮮さ皆無ですいません。もしいまクルマに何らかのコトが起きて乗り続けられなくなった場合、新たにマイカーにしたいクルマはたとえばゴルフII。免許とって当ギョーカイに入ってからこのかた、結局あれがいちばん安心して運転できたなあ。あの頃よりはだいぶモノゴコロついた状態で、ゼヒもういっぺん乗ってみたい。MTで、できたら左ハン。もっというと重ステ。マニアか(笑)。

1位 ボルボV40 T4
2位 フォルクスワーゲン・ゴルフ・カブリオレ
3位 フォード・マスタング・クーペV8 GTパフォーマンスパッケージ
4位 ボルボS60 T4 R-DESIGN
5位 マツダ CX-5 XD 4WD
6位 シボレー・ソニック
7位 フォード・フォーカス・スポーツ
8位 スズキ・スペーシアX
9位 クライスラー300リミテッド
10位 フォルクスワーゲン・クロストゥーラン
11位 クライスラー・イプシロン
12位 ボルボV40 T5 R-DESIGN
13位 クライスラー300 SRT8
14位 アバルト・プント・スーパースポーツ
15位 フォルクスワーゲンmove up!
16位 プジョー5008プレミアム
17位 シトロエンC5セダクション
18位 スズキ・スプラッシュ
19位 三菱デリカD:5 D-Premium
20位 プロトン・サトリアネオ


 最近乗ったクルマのなかからデキのイイやつをヨカッタ順に。いま乗ってもイイんだろうけど、そういう次第でカングーやFJクルーザーは今回、入っておりません。また借りないと。あとメガーヌRS。右ハンはやっぱ、ドライビング・ポジションの整合度が一段オチますね。それで、強く押す気持ちがちょっと……。20台リストの提出期限と試乗タイミングとの関係で入れられなくて残念だったのはキャデラックATS。間に合ってたらひとケタ番手。それと、ザ・ビートルのカブリオレ。これもいいセンいったでしょう。全体にナニをもってデキがイイとしているかというと、まず第一に、キレイに走らせるのが簡単ならイイ。クルマのヘンなクセをこちらで補正しながら走らなきゃいけないところがないほどイイ。クルマがどれだけ運転しやすくなったところで正しい運転を常にやりつづけるのは簡単じゃないから全然オッケー。もっともっと運転しやすくなってくれ。ボルボS60&V60やV40(主にT4=4気筒モデル)は、そういうセンでいますごくホットなクルマ。チョロッとでも体験しておくと、いいクルマを見抜くなり理解するなりにあたってのモノサシになるので、買う気がない人もディーラーで試乗してみるとナイスでしょう。およそ誰が運転しても「これはイイ!!」ってなるクルマです。少なくとも、モノがハンパなくちゃんとしてることはすぐにわかります。
森口将之
クルマならではの喜び
森口将之

愛車は今年10年目を迎えるルノー・アヴァンタイム。1台のクルマをこんなに長く所有するのは初めて。でも全然飽きない。クルマ選びはナンバーワンよりオンリーワン! と実感している今日このごろ。仕事では超小型モビリティの書籍を出したり、グッドデザイン賞の審査委員を務めることになったりして、自動車だけでなくモビリティやまちづくりといったレベルの話が多くなってきた。これは発展なのか、それとも発散なのか?

1位 モーガン・スリーホイラー
2位 ルノー・ウインド
3位 クライスラー・イプシロン・プラチナ
4位 ロータス・エリーゼ・ベースグレード
5位 プジョー208アリュール
6位 フォード・マスタング・クーペV8 GTパフォーマンスパッケージ
7位 ジャガーXFラグジュアリー
8位 ルノー・ルーテシア・エクスプレッション(5MT)
9位 プジョー508アリュール
10位 スバルXV 2.0i Lアイサイト
11位 シトロエンDS5シック
12位 マツダ・アテンザ・セダンXD
13位 ランドローバー・フリーランダー2
14位 BMW 320dブルーパフォーマンス(セダン)
15位 シトロエンC5セダクション
16位 ルノー・メガーヌRS
17位 三菱i-MiEV M
18位 トヨタFJクルーザー・オフロードパッケージ
19位 ボルボV70 T4
20位 日産NV200バネット16X-2R


 アベノミクス効果で1000万円以上の高級車が売れていると言われても、多くの人は異次元の出来事だと思うはず。僕を含めたフツーのクルマ好きが買えると思うのはだいたい500万円以下じゃないだろうか。夢がないって? そんなことはない。夢の中身を金額に換算して優劣をつけるほど愚かなことはない。
 この点については最近のHOT20でいつも心掛けていることだが、今回は特に、鉄道やバスの代わりにならない、クルマならではの喜びが得られる車種を選んだつもりだ。ここ数年、自動車以外の乗り物の仕事も相応にこなすようになった。ここであらためて教えられたのが、クルマの魅力。もちろんそれは、加速やコーナリングというレベルの話ではない。自分の好きなデザインとともに、自分の意志で前へ進んでいくこと。これに尽きる。だからカタチに引き込まれるクルマ、操る実感が得られるクルマには、高い点数を与えたつもりだ。
逆に言えば、価格や燃費やパワーや最高速といった、数字がウリの車種はあまり評価しなかった。これらの数字は、いつか追い越される運命にある。追い越された瞬間に、価値を失う。数字に頼った買い物は、飽きが早くくるものなのだ。だからこそ、オンリーワンの感覚性能を持っているかどうかを重視した。株価や為替がどうなろうとも、色褪せないクルマを選んだつもりだ。
渡辺敏史
駆け込み的クルマ選び
渡辺敏史

今年こそはクルマを買う! と言い続けて早幾年。RX-7は12年めに突入しボクスターも6年と、愛車構成が氷結中です。このまま両方を抱えて車検に一喜一憂しながら死んでいくのも悪くない……という諦めを越えた安堵感は、熟年夫婦ならいざ知らず、斜陽産業の自由業という荒野にいる自分にとっては大変危険な兆候です。まずは環境変化を目指して青山暮らしでも始めようかと企んでいます。ふと気づけば別の山になってると思いますが。

1位 アウディR8 4.2FSIクワトロ(6MT)
2位 ポルシェ・ボクスター(6MT)
3位 ポルシェ911カレラ4Sカブリオレ(7自動MT)
4位 ポルシェ・ケイマンS(6MT)
5位 日産GT-Rピュアエディション
6位 フェラーリ458スパイダー
7位 ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4
8位 マクラーレンMP4-12Cスパイダー
9位 レンジローバー5.0 V8ヴォーグ
10位 マツダ・ロードスターRS
11位 スバルBRZ R
12位 メルセデス・ベンツC200ブルーエフィシェンシー・アバンギャルド(ステーションワゴン、レーダー・セーフティ・パッケージ)
13位 BMW M135i
14位 BMW 320dブルーパフォーマンス(ツーリング)
15位 ロータス・エリーゼS
16位 ベントレー・ミュルザンヌ
17位 ジープ・ラングラー・アンリミテッド・スポーツ
18位 フォルクスワーゲンmove up!
19位 メルセデス・ベンツC63 AMG(ステーションワゴン)
20位 ロールス・ロイス・ファントム・クーペ


「クルマ好きの欲望に火をつけろ!」というテーマをもらって、ぼんやりと考えた。多くの人が描くクルマに対する欲求とは一体なんなのかと。
 ともあれカッコイイ……と、好みはどうであれ、これはすべての人々が共有できる価値だ。でもそこから先、自分自身が思い描くクルマへの欲求は、今や古臭いことになりつつある。まず速さに一喜一憂することは、今や多くの共感を得ることはないだろう。曲がって気持ちがいいなんて情緒的な話よりも、燃費や維持費といった実利的な話の方が買う側にとっては大事なことだ。効率ベースで話を進めれば、3ペダル&MTでクルマをドライブすることは、多くのメーカーが自ら排除する方向にある。
 見事に八方塞がり。クルマ好きにとって……というか、少なくとも自分にとって、欲しいクルマに出会い乗り回せるエゴイスティックな猶予は大局的にみれば限りがあるのかもしれない。たとえばBMWのiシリーズのように、まったく新しい技術や世界観をもったクルマに明るい未来を託しつつも、それを心から愛しめるのか。そんな難しい問答は今、目の前に迫りつつある。
 この選考基準を振り返ってみると、どこかしらに「今のうちに乗っとけ」みたく駆け込み的な焦燥感が現れていたようだ。そんなわけで、やたら暑苦しい2ドアものが多いのはご容赦をば。
 
 
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北海道で行われた雪上試乗会に続き、今月は舗装路でも新しくなったレジェンドを試すことができた。
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FERRARI/フェラーリ CAR…
開幕前の予想を覆して、予選ではフェラーリが優位に立つ一方、決勝レースではこれまでにない接戦が繰…
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MORGAN/モーガンCAR PED…
1909年に創業した、生粋の英国資本スポーツカー、モーガン。そのモーガンがより身近になるうれしいニ…
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LEXUS/レクサスCAR PEDI…
日本での展開が開始されてから今年で13年目を迎えるレクサスが、ブランドの世界観をいろいろなカタチ…
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MITSUBISHI ECLIPSE-CROS…
1月末の雪の北海道でプロトタイプの試乗会が行われた三菱の新しいコンパクトSUV、エクリプス・クロス…
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Exposition of Vintage C…
日本を代表するファッション・ブランドであり、世界的に認められたモードの代名詞でもある「コム デ …
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LOTUS EVORA GT430/ロー…
ロータス史上最速のロードゴーイング・カー、エヴォーラGT430スポーツが上陸した。



バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
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