ENGINE online/エンジン オンライン

マセラティ初の4座オープン、 グランカブリオにイタリア・ローマで乗る。


MASERATI GranCabrio/マセラティ・グランカブリオ
クリックすると拡大



たまらなく優雅、ほどよくスポーティ。


クワトロポルテ、グラントゥリズモのふたつのシリーズを持つマセラティのライナップに
新たなモデルが加わった。その名もグランカブリオ。文字通りのフル4座オープンだ。
文=村上 政(本誌) 写真=マセラティS.p.A



表すようにグランカブリオと名付けられた新しい4座オープン・カー。国際試乗会の舞台となったローマの 青空の下で初めて実車を見て、私はそのエレガントな佇まいにいっぺんに魅せられてしまったのである。


見通し抜群のリア・シート

 まず第1に、近頃ハード・トップ派が増えるなか、あえてボディと違う素材や色のコンビネーションを楽しむことができる古典的なソフト・トップにこだわっているのがオシャレだ。プレス資料によれば、何より重心が高くなるのを避けるためにソフト・トップを選んだというのだが、その形状も実にすっきりと美しくデザインされており、屋根を閉じた姿もオープン時に負けず劣らずカッコイイ。全体的にルーフ部分が思い切り低く薄くなっているのが素敵だし、個人的にはリア・クオーター・ガラス後端の微妙にキックしたラインが好きだ。
 ルーフの重量は65kgで、サプライヤーはドイツのエドシャ社。ほかにBMW6シリーズ・カブリオレやジャガーのXKコンバーチブルといったまさにドンピシャのライバルのほか、アストン・マーティンやベントレーのオープン・モデルのルーフもつくっているという。
 そして第2に、こんなに低く構えたスポーティなカッコウをしているのに、ちゃんと大人ふたりが座れるリア・シートを備えているのが、すこぶるエレガントだ。ポルトロナ・フラウのレザーを使ったインテリアの上質感は相変わらず抜群で、左右が完全にセパレートしたリア・シートは座り心地もホールド感も悪くない。ボディ補強の関係でグラントゥリズモより座面が2cm高くなっており、屋根を閉じた時には頭上がやや窮屈だが、逆に屋根を開けている時には見通しがいいことこの上ない。
 ベース車となっているのは、グラントゥリズモSのオートマティックで、フロント・ミドに440psのフェラーリ製の4.7リッターV8を縦置きし、そのすぐ後ろに置かれたZF製の6段ATを介して後輪を駆動する。リア・アクスルには加速時25%、減速時45%のロッキング・ファクターを持つLSDを備える。
 むろん、オープン化に伴い、ドアやピラー部をはじめボディは念入りに補強されている。エンジンのまわりにはクーペのレース車両用に開発された補強ロッドが入っているし、フロア・パネルも大幅に補強されている。


この続きは発売中のENGINE4月号をご覧ください。


ENGINE最新号 ENGINE4月号(2010年2月26日発売)

 巻頭特集 非常事態宣言! ガイシャ・クライシス突破!!
  責任ジャーナリスト制による
 2010年型新輸入車、全33台、
 オススメ・プレゼン!
 ENGINE 定期購読キャンペーン
 
 
最新記事一覧
Driving Lesson
エンジン・ドライビング・レッスン
「エンジン・ドライビング・レッスン2017」の受講生募集を開始します。今年の開催は全3回…
ENGINE ROOM
ENGINE 2019年1月号
自動車用品からファッション、時計まで、ENGINE読者必見の新製品、新店舗、イベントなど耳より情報が…
ENGINE ROOM
ENGINE 2019年1月号
いま、ボルボに乗りたいこれだけの理由。
NEWS
ENGINE beat Lupin 2018…
昭和の文士たちに愛された『銀座・ルパン』が開店から90周年を迎えた。内装も戦前のままという店を訪…
NEWS
PEUGEOT508/プジョー508…
2019年第1四半期に導入が予定されている新型508の発表に先立ち、全国の主要ディーラーでプレビュー・…
SPECIAL
ヴァシュロン・コンスタ…
愛車でクラシックカー・イベントに行く時にも、ちょっと気取って仲間のパーティに出掛ける時にも似合…
NEWS
FIAT クロスオーバーSUV …
2014年春のデビューから4年半、フィアットの小型クロスオーバー(SUV)の500Xが初めて大規模なマイナ…
NEWS
MAZDA CX-5 CX-8/マツダ…
CX-5とCX-8がアップデート。そのプロトタイプにテストコースで試乗した。今回の改良の目玉はエンジン…
NEWS
40年間封印されていた幻…
日本では1978年に短縮版のみが公開されていた、米リメイク版の『恐怖の報酬』が完全な形で復活。ど迫…



バックナンバーページの定価表記について
「ENGINE 2014年3月号」以前の定価表記は、発売時の定価になっております。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。



▼ 最新5件
 ヴァシュロン・コンスタンタン「フィフティーシックス」はシーンを選ばない。
 “インディ500優勝ドライバー”佐藤琢磨氏、仙台に現る!
 次世代のパテック フィリップ。
 若い頃から、本物を愛した男
 デザインも機能も最先端でタイムレス