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スペインの首都マドリードを舞台に開かれたメルセデス・ベンツの一大国際試乗会。


MERCEDESBENZ E-Class
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MERCEDESBENZ E-Class



Eクラス、登場!


メルセデス・ベンツの中核モデル、Eクラスが7年ぶりにフルモデルチェンジした。
これまでの曲線基調からエッジの立った直線基調のデザインに生まれ変わった新型は、一体どんな走りを秘めているのか。マドリードで開かれた国際試乗会から報告する。
写真=ダイムラーAG/ダイムラー日本



メルセデス・ベンツEクラスのおさえどころ
●4つ目は不変ながら、そのデザインは丸形から幾何学的な長方形に進化。
●V6と直4のエンジンを直噴化するなどして燃費を最大23%向上。
●SやCクラスから受け継いだ改良型エアサスやアダプティブ・ダンパーを採用。
●ドライバーの眠気を検知して警告するアテンション・アシストを全車標準装備。



MERCEDESBENZ E-Class
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新型Eクラスに乗って本誌ムラカミはこう思った。
とろけるように柔らか、けれどスポーティだ。


試乗の出発点となったのは、マドリードの新都心にそびえ立つタワー・ホテル。
渋滞する市街地を抜け、高速道路に乗って、まだ雪が残る山岳地帯までひとっ走り。
新型Eクラスの実力を試すには絶好のコースが用意されていた。
文=村上政(本誌) 写真=ダイムラーAG/ダイムラー日本




許容範囲内のエグさ

 超高層ホテルのエントランスにズラリと並べられた新型Eクラスをひとめ見て、これは想像していたよりずっとカッコいいと思った。このところのメルセデスのデザインは、とにかくエグイ。ちなみに、「えぐい」という語は広辞苑によれば、〈(1)あくが強く、のどをいらいらと刺激する味がある。えがらっぽい。(2)気が強い。また、冷酷である〉という意を持つが、昨年登場した小型SUVのGLKやマイナーチェンジしたSLの顔つきはまさにエグかった。新型Eクラスも間違いなく、その流れを汲んだデザイン言語で造られている。しかし、GLKやSLほどのアクの強さはなく、ギリギリのところで保守的な人たちにも許容される範囲内に収まっている。そのサジ加減が絶妙で、独特の色気を醸し出していてカッコいいのではないか、というのが私のつたない解釈である。
 それはさておき、新型Eクラスはそのエッジの立った押し出しの強いデザインのためか、先代よりかなり大きくなった印象を受ける。しかし実際には全長が18mm長く、全幅が34mmワイドになっている程度で、見かけほど大きくなったわけではない。
 ボディの素材はスチールとアルミニウムのハイブリッド。ただし、アルミを使っている部分はフロントのフェンダーまわりのみ。あとは高張力および超高張力鋼板が中心で、車重もほぼ旧型と同じだという。
 搭載されるエンジンは10種類で、うちガソリンは5種類。
メルセデス・ベンツ Eクラス
(上)内部に充填される発泡材が増やされて、これまで以上に掛け心地が良くなったシート。オプションでマッサージやGに応じてサポート部が張り出す機能がついたものも選べる。
(下)後席にも左右セパレートのシートがオプション装備できる。
排気量の大きい順に先代からキャリー・オーバーの5.5リッターV8、3.5リッターV6が新しい直噴と従来型の2種類、そしてチューニングの違う新開発のふたつの直噴1.8リッター直4ターボ(スーパーチャージャーに非ず)となっている。そのうち今回は、388psの5.5リッターV8を搭載するE500、292psの直噴3.5リッターV6を搭載するE350CGIブルー・エフィシェンシー、204psのハイチューン版1.8リッター直4を搭載するE250CGIブルー・エフィシェンシーの3台に試乗することができた。


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